約1年ぶりに弾道ミサイルを発射した北朝鮮に対し、韓国では北朝鮮政策の見直しを進める<バイデン。米政権の反応を試しているという見方が支配的です。挑発を徐々に強め、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)発射に踏み切る懸念も出てきています。
<トランプ>前大統領は短距離弾道ミサイル発射を問題視しない姿勢を示していました。<バイデン>大統領も21日の発射が判明した「巡航ミサイル」を静観。北朝鮮は国連安保理決議に違反しない「巡航ミサイル」に続き、決議違反ではあるものの短距離の「弾道ミサイル」を発射し、米側がどこまで強い姿勢を取るか探っている模様との見解を示しています。
先週、日韓を歴訪した<ブリンケン>国務長官は人権問題を採り上げるなど、北朝鮮に厳しい発言を繰り返しました。韓国の<鄭成長>世宗研究所首席研究委員は「北朝鮮は(当面)米国との対話が不可能だと判断し、故<金日成>主席の生誕日である4月15日まで軍事的示威を続け、その後、対米方針を検討するのではないか」と指摘しています。
北朝鮮は最近、駐中国大使を経済通の<李竜男>氏に交代。<金正恩>総書記と<習近平>国家主席との間でメッセージを交換するなど、中国に一層接近する姿勢を強めています。「さらなる支援や協力を得るため、朝鮮半島情勢の安定を望む中国に対し、ミサイル発射で自らの存在感を高めようとしている」という観測もあります。
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