プロ野球の12球団代表者会議、理事会、実行委員会が7日、オンラインで行われ、いわゆる「田沢ルール」について撤廃することが決まっています。
「田沢ルール」とは、ドラフト指名を拒否して海外のプロ球団と契約した選手は、海外球団を退団した後も、一定期間(高卒選手は3年間、大学・社会人出身は2年間)はNPB球団と契約することはできない、という12球団の申し合わせ事項で、2008年12月に、当時新日本石油ENEOSに所属し、ドラフト1位候補だった<田沢純一>がレッドソックスと契約したことを受け、大リーグへの有望な若手流出を防ぐために承認されました。
「田沢ルール」撤廃により海外から帰国した選手は本年10月のドラフト会議を含め、今後選択可能な対象選手となります。12球団から見直しが必要という声がかねて上がっており、選手会からも申し出があったといいます。
10月26日に予定されるドラフト会議で、12球団が<田沢純一>(34)を指名することが可能となりました。NPB球団でプレーするにはドラフト会議で指名される必要があります。
<田沢>は3月にレッズ傘下マイナーを自由契約となり、7月にルートインBCリーグ「埼玉武蔵ヒートベアーズ」へ入団。今季はここまで7試合に投げ、1勝0敗、防御率3・86の成績を残しています。
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