初長編監督作の『やさしい嘘』(2003年)でカンヌ国際映画祭批評家週間を受賞した<ジュリー・ベルトゥチェリ>の監督第2作『パパの木』が、2013年6月1日に全国で公開されます。
突然目の前で父親を亡くした子どもたちと残された妻が、一本の大きな木を通して悲しみを乗り越えていく姿を美しい映像とともに描かれています。オーストラリアの広大な自然に囲まれて暮らす「ドーン」と「ピーター」の夫婦は、4人の子どもたちと幸せな日々を送っていました。
しかしある日、夫「ピーター」が心臓発作を起こして死亡。運転中だった車は庭の大木に衝突して止まりました。まだ人の死を理解できない8歳の娘「シモーン」は、「ピーター」がぶつかった庭の木にパパがいると言いはじめ、木を相手に話し始めます。最初は真に受けなかった「ドーン」も、木に話しかけることで心の平静を取り戻していきます。
「ドーン」に<シャルロット・ゲンズブール>、「シモーン」に<モルガナ・デイビス>が演じています。
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