12日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は暴落し、前日の終値 2万3563ドル22セント から2352.60ドル安の2万1200ドル62セントで取引を終えています。
下落幅は過去最大。下落率も9.99%に達し、1987年10月19日の大暴落「ブラックマンデー」(下落率22.61%)以来約32年5カ月ぶりの大きさとなりました。9日に続き今週2度目の取引停止措置が発動されています。2017年6月以来約2年9カ月ぶりの安値水準となりました。
新型コロナウイルスの感染が米国や欧州でも大きく広がり、経済活動が急減速してきています。12日のヨーロッパの主な株式市場は、アメリカが、イギリスを除くヨーロッパからの入国を一時、停止する措置を明らかにしたことで、経済に対する影響への懸念が一段と強まって全面安の展開になっています。
午後になって、新型コロナウイルス関連の景気対策として市場から期待が高まっていた利下げをヨーロッパ中央銀行が見送ったことを発表すると、株価はさらに値下がりしました。
主な市場の株価指数の下落率はパリ市場やドイツのフランクフルト市場、それにイタリアのミラノ市場で一時、10%を超えました。欧州株も急落し、世界的な信用収縮による景気後退の恐れが強まってきました。
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