第146回直木賞を受賞した<葉室麟>の小説『蜩ノ記』(2011年・祥伝社刊)を、「雨あがる」(2000年)・「博士の愛した数式」(2006年)の<小泉堯史>監督のメガホンで映画化した時代劇『蜩ノ記』が、2014年10月4日より全国で公開されます。
前代未聞の事件を起こした「戸田秋谷」は、10年後の夏に切腹すること、そしてその日までに藩の歴史である「家譜」を完成させることを命じられます。幽閉されたまま家譜の編纂を続け、切腹の日まであと3年となったある日、城内で刀傷沙汰を起こした藩士の「檀野庄三郎」が、「秋谷」の監視役としてやってきます。
「庄三郎」は、「秋谷」が7年前の事件を家譜にどう記しているかを確認して報告し、また、逃亡するようであれば家族もろとも斬り捨てよとの密命を帯びていました。
「庄三郎」は「秋谷」のそばで過ごし、その人柄や家族とも触れ合ううちに、「秋谷」が事件を起こしたことが信じられなくなり、7年前の事件の真相を探り始めます。
主人公「秋谷」役は<役所広司>、妻「織江」に<原田美枝子>、娘「薫」に<堀北真希>、息子「郁太郎」に<吉田晴登>、<岡田准一>が「檀野庄三郎」に扮しています、
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