日本映画製作者協会に所属するプロデューサーが「この監督と組んで仕事をしてみたい」という観点でその年度の優れた新人監督を選出する「新藤兼人賞2019」の授賞式が6日、都内で開催されました。今回<村上浩康>監督(53)は、ドキュメンタリー映画 『東京干潟』 ・ 『蟹の惑星』 で金賞を受賞しています。
<村上>監督の受賞作品は、基本的には<村上>監督1人で約4年の歳月をかけて、多摩川の河口近くの80代半のあるホームレスの老人を追った作品です。「ホームレスのおじいさんの取材だったので1対1で向き合ったからこそ人間関係が深まり、ここまで撮らせてもらえることができたのかなと思います」と語っています。
<シム・ウンギョン>と<松坂桃李>が共演した 『新聞記者』 (監督:藤井道人)でプロデューサー賞を<河村光庸>氏(70)が受章しています。
24回目を迎える同賞は「新人監督を発掘、評価し、今後の日本映画界を背負ってゆく人材を育てたい」というプロデューサーたちの思いから1996年に「最優秀新人監督賞」として創設し、2000年から故<新藤兼人>監督の名前を冠した名称となっています。過去には、<是枝裕和>監督(1996年『幻の光』)、<宮藤官九郎>監督(2005年『真夜中の弥次さん喜多さん』)、<白石和彌>監督(2013年 『凶悪』 )らが金賞を受賞しています。
銀賞には、『メランコリック』 の<田中征爾>監督(32)が選ばれています。
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