< 「チュウゴクオオサンショウウオ」(画像:日本両棲類研究所) >
世界最大の両生類で、生きた化石とも言われる「チュウゴクオオサンショウウオ」1匹が31日までに、岡山県倉敷市から「日本両棲類研究所」(栃木県日光市中宮祠2484)に25年ぶりに里帰りしました。2019年8月16日(金)から再開する同研究所で観賞できます。
中禅寺湖畔にある同研究所は、1970年に医師の故<篠崎尚次>さんが私立研究所として開設、1994年に閉鎖しました。その後、「オオサンショウウオ」2匹が倉敷市の川崎医科大で育てられ1匹は死んでいます。今回、同研究所を運営する日光アカデミーの代表取締役で篠崎さんの二男<尚史>さん(63)が運営を継承しました。
日光は世界でも有数の両生類の生息地で、有尾類ではクロサンショウウオ、ハコネサンショウウオ、トウホクサンショウウオ等、無尾類ではアズマヒキガエル、モリアオガエル、シュレーゲルアオガエル、ツチガエル、タゴガエル、ダルマガエル等、多くの種が生息しています。
生き延びた「オオサンショウウオ」は体長約1・4メートル、体重約35キロのメス。推定年齢70歳。特製の水槽で、時折頭を上げ肺呼吸しながら、ゆったりと歩いています
「研究所を再開できると考えていなかったし、「オオサンショウウオ」と再会できるとは奇跡。世界でも最大級です。よく生きていた」と<篠崎尚史>さんは語っています
国内外の再生医療分野で活躍する<篠崎>さんは2年前から再開に向け準備。研究所をベースに臓器、中枢神経系が再生する両生類の進化を研究しながら再生学と自然保護に取り組んでいきます。
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投稿日 2019-08-02 13:03
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2019-08-02 14:55
ワオ!と言っているユーザー