( (画像:マクラレーン) >
伝説のF1ドライヴァー、<アイルトン・セナ>(1960年3月21日~1994年5月1日)の名が授けられたマクラーレンの新型スーパーカー「セナ」。公道を走れるレーシングカーの極致を目指したこの車は、100万ドルという価格に対して装飾はおろかエアコンもついていません。
贅沢な装備が徹底的に省かれたのは、それらすべてに共通の難点、つまり重量がかさむという問題があるからです。「公道を走ることができるレーシングカーの極致」と呼べるものをつくろうとするとき、重さは一番の敵になります。たった1オンス(約28g)重くても、エンジンの出力はその分だけ浪費され、ブレーキはより強く踏まねばならず、コーナーを通過するのもほんの少しだけ難しくなります。
2つのカーボンファイバー製シートの背後に置かれた4.0リッターV8エンジンは、789馬力を発生する。この数字を見る限り、全開加速で前輪が宙に浮く「ダッジ・チャレンジャー SRT・デーモン」ほどの怪物的なパワーではありません。
しかし、セナの車重はたったの2,461ポンド(1,116㎏)で、対するデーモンの車重は2トンを上回る。単純計算で2倍近い加速力をもつことになります。
マクラーレンは、0-60mph(約時速97㎞)の加速や最高速のような詳細を一切明らかにしていないが、その数字が3秒以上、あるいは200mph(320㎞/h)以下であれば、問題外です。セナがパワーウエイトレシオで肩を並べるとされる、フェラーリのラ フェラーリ(価格もほぼ同じ)は、0-60mphの加速は2.4秒、最高速は205mph(328㎞/h)に達します。
「マクラーレン・セナ」は、2018年3月のジュネーヴ・モーターショーで正式にデビューします。さらなる詳細が判明すると思いますが、限定500台生産のスーパーカーとは縁がなさそうです。
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