神戸の背景にある六甲山系の紅葉はまだまだの状況ですが、ひとめ見て紅葉の世界が広がる生け方に驚きました。 互生に葉を枝に付ける細い葉ですが、紅葉した鮮赤色の葉が、とても印象的に生けられています。 音締めには、秋を代表する小菊がつかわれており、これまた二色の花弁(舌状花)の配色で、ひとつの小菊自体で紅葉の世界を感じさせてくれます。 限られたショーケースの中での、晩秋を思わせる絶妙な色の取り合わせに感じ入りながらながら、眺めておりました。