「和」は「なごむ」とも読みます。
調和の和でもあり、日本の古い名でもあり、大和でも知られています。そして、聖徳太子の「以和為貴」(「和を以って貴しと為す」、十七条憲法第一条)という言葉は、とても有名ですね。
WiKipediaを見ると「日本」を意味する文化的概念ともあります。その単語の一例をリストし見ると日常では気付きませんが、驚くほどありますね。
和歌 (わか)
和傘 (わがさ)
和菓子 (わがし)
和魂洋才 (わこんようさい)
和語 (わご)
和竿 (わさお)
和算 (わさん)
和紙 (わし)
和式 (わしき)
和室 (わしつ)
和食 (わしょく)
和太鼓 (わだいこ)
和箪笥 (わたんす)
和鋏 (わばさみ)
和服 (わふく)
和包丁 (わぼうちょう)
和訳 (わやく)
和様 (わよう)
和洋折衷 (わようせっちゅう)
和暦 (われき)
和蝋燭 (わろうそく)などなど
長い歴史の中で培われた「和」の精神を敢えて「和心」と読んでみました。
非常事態宣言が全国に発令された現在、人を批判する前にこの精神で一人一人が出来ることを行動で示すのが一番肝要なのではないでしょうか?
時間のある週末、正月にしか取らない筆を持ってみました。
昨日、7都市に非常事態宣言が発令されましたが、強制力も罰則力もないから日本の対応は中途半端でダメだとかいうコメントも見かけますが、果たしてそうでしょうか?
欧米のように完全なロックダウンになると健康な人たちも自宅軟禁状態になります。散歩もままならない。幼い子供がいる家庭では気晴らしに公園で遊ばせることもできなくなります。否、この国難だからそれを受け入れるのは致し方がないという意見も判ります。
しかし、この国難に際して日本民族の島国で2000年以上の歴史の中で培った民度が試されているのではないでしょうか?多民族国家で宗教、文化、習慣が混在し、侵略されたりした歴史のある欧米諸国とはそもそも土台が違うと思います。
T Vなどの報道では、能天気な若者インタビューが出たりしていますが、私の知る限りの若者は、自分の20代よりもずっとしっかりしています。最近の若い者はと年配者がしたり顔で言うのはいつの時代も変わりません。30年近く前、今の我々世代は、日本中バブル景気に浮かれていました。今の国難とは真逆の甘い時代で青春を謳歌していた世代。その我々が若者に云々言う経験も資格もないのではないでしょうか?
安部首相の擁護している訳でもないし、和魂洋才を錦の旗のごとく精神論で片付けるつもりはありません。でも幕末や戦後の大変革期に欧米に左右されず、日本人として軸を持った決断・行動をしてきたのか?残念ながらそうではないですね。
今回の宣言条件は、日本人が世界に向かって、さすが日本人はすごい!と言う行動を示めす最良の機会にもなります。ここで自粛が上手くいかないと子々孫々、孫の代まで恥ずかしい思いをする重大な責任があると言えます。
但し、この非常時に非常識なわがままな行動や悪事を働く人には、容赦ない厳しい罰則を課していいと思います。その点の非常事態における特別罰則規定は、早急な検討の余地があるのではないでしょうか?正直者が馬鹿を見ないためにも。
ネガテイブキャンペーンばかりしてないで、日本人、ここにあり!と言う歴史的一ページを飾れるこれからの数週間にしてみませんか?
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一両日中に日本でも非常事態宣言が出るとか出ないとかニュースになっています。それも東京だけでなく大阪も。しかし、法的拘束力がないために米国のような強制力がない。
一番心配なのは、それで日本中に逆にコロナウイルスが爆発的に広まる可能性。ニュースでは軽井沢に別荘を持つ東京の住人が避難を始めており地元の人々に不安が出ている。東京や大阪で宣言が出たと同時に地方出身者が、田舎に戻るような大移動を始めると大変なことになるかもしれません。学校も休校だから母親と子供だけでもという家庭も出る可能性が出ないとも限りません。
その場合、基本的に特別な事情がない限り移動は禁止にしないとイタリアのようになります。そうした管理を住所、マイナンバーなどと連動してネットで迅速に管理、申請、承認などできるシステムを創るのもいいのではないかと思ったりします。
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非常事態宣言の後、シアトルのようにここまで街全体をlock downできないのではないでしょうか?もし宣言が発令した場合、日本人の道徳感というか行動規範が試させることになるのでしょう。
何が欠けているのか?何が違うのか?今回の世界的危機の感染脅威状況下で感じたことに「判断」か「決断」かがあります。
日本人の揶揄に「みんなで渡れば怖くない」がありますね。誰一人として一番先に渡る人、飛び出す人(ファースト ペンギン)が居ない。今回のコロナウイルス対応にそれを垣間みる気がします。
判断はするけど決断が出来ない日本人が多くなっている?周囲の意見や状況をみて、確認しながら右か左かの判断は出来る。しかし、周囲の大多数が反対であったとしても、右に行く!という決断が出来ない。つまり、責任を取らない。
これも戦後教育の弊害なのでしょうか?それとも日本人は、和を尊ぶあまり周囲の反対を押し切っても進めることはしない?
大変大きな政治・経済の変革の歴史的一ページの中に今いると言っても過言ではないと思います。前例のない、想定外の事件に判断より求められるのは決断。それに必要なのは勇気ですね。
デジタル教育もアナログ理念の裏付けが不可欠
3月21日のこのブログ に遠隔授業のことを書き留めましたが、今日、Twitterで見つけた下記のコメントを見つけて思う徒然・・・
Quote:
重松 健 | NYの都市建築家−日米の長所・短所/日本の都市のポテンシャルを伝える
え!日本の休校って休んでるだけ?
ニューヨークも休校だけど、わずか1週間でオンライン授業(グーグルクラス)が用意されて、小学生の娘から幼稚園の息子まで毎日ipadで勉強している。
iPad がない家庭は無料貸し出し、必要な場合は朝昼、ご飯が学校で配られる。一時預かりも。
日本でできない理由は?
Unquote:
一方、日本のニュースは、入学式取りやめとか学校閉鎖を5月6日のGW明けまでに延ばす。家で親も子供の面倒見るのが大変とか・・・だけですね。
文部科学省がこの教育の危機に義務教育の遠隔教育に何かサポートしようとしているのか? 遠隔授業のカリキュラムをすでに持っている私学や塾などと連携して国全体で子供たちにどうしてあげれるか? そうした建設的な報道は一切ないのが、今の日本全体の問題を表していると思います。
パソコンやインターネット環境こそ足りなければ、企業や電話会社含めて官学共同プロジェクトを立ち上げる。孫さん、三木谷さん・・・ホテルやマスクの寄付などもいいけど、教育に対して何かできる影響力を持たれている人々からこの分野への発信も期待したい。他力本願かもしれませんが、こうした国家危機的状況では、こうした人々のリーダーシップはとても影響力があると思います。
安倍政権がやっていることに後出しジャンケンの如く、批判することは誰でも出来る事で、みんなそれを聞きたいのか? いや、だからこそ、こういうことをしてみんなで力併せて打開していこう!という夢か希望のある話をするべきではないでしょうか?
子育て五箇条ー平川理恵(広島県教育長)
民間出身から広島県の教育長になられた平川さんの教育信条を先日TVで観ました。とても共感するとともに多くの方々とシェアしたく、ここに記したいと思います。
自己を認識し
自分の人生を選択し
表現することができる力
が出来る子育てを心がけたそうです。
そして、子育て五箇条の軸は「日本人として国際人」
1自己肯定感・幸福感
2自然界を五感で感じられる
3人の気持ちが分かるコミュニケーション力
4自分の意見を人に分かりやすく言えるクリテイカルシンキング力
5自立していて世の中に貢献できる
自分の子供にどこまで出来ていたか?
次は孫へと・・・大人の責任の一つは伝える・・・こと。
教育の原点は自然の中に。里山教育!
日本に限らず、欧米諸国の多くでも幼稚園から大学まで1ヶ月近く休校の今年の春。卒業式もキャンセルになる学校が多い日本の3月。共稼ぎの家庭はとても大変だと思います。
早速オンライン授業に切り替えた学校も多くあります。
米国での話ですが、問題は、ITリテラシーが低く、インフラも整っていない低所得者の集まる地域の公立学校の対応があるようです。家庭によってはネット環境やパソコンが子供になく、授業受けれる環境にない。これからはネット介在した遠隔授業が今回のような非常事態の時だけでなく、色々な場面で求められるというか、今回が契機になって広がる可能性は十分にあると思います。教育の義務という観点からいうとこうしたインフラは、政府が官民一体で充実対応を検討する課題だと思います。
ところで、かけっこが速い子供に遅い子に合わせてゴールしなさいでは、その子は育たないですね。勉学も同様。同学年の仲間より出来る子は飛び級ができていい。米国の高校のように出来る子供は、大学の一般教養科目が選択出来て、大学入学後の一般教養履修科目が減る=学費や時間の節約=専門課程に早く進めるということになります。こうした出来る子供を持っと引き上げる。また理解の遅い子供にもその子に合わせた個別フォローができる。これは、オンライン授業やそのカリキュラムが届けれる価値の一つになるのではないでしょうか?
少子社会の日本では、学校経営も大きな転換期に既に入っています。オンライン授業・カリキュラムは、時間や場所の制限がないことで何ができるか? 社会人に対する生涯教育や専門知識の習得。資格・免許取得のための勉強などできることは沢山あるけど何故か広まっていないですね。今回のコロナウイルスがもたらす正の財産を創るきっかけになるのでは?
学校は勉強しに行くところではなく、友達に会って集団生活の中で社会性を身につける学びの場になる時間が増えるといいですね。幼稚園から大学まで一貫教育できる私立の強みはもっと出せるのかもしれません。「国家百年の計は教育」にあり。一方、自分の子供達は待っていられない現状が突きつけられています。住んでいる周りのコミュニティー単位で寺子屋的な学びの場はどうでしょうか?それは地域社会(Community)が強いところにチャンスあると思います。つまり、近所同士、子供等にも目の行き届いている人間関係が出来ている。出来ていなかったら創っていく。高齢者の出番では? PTA(parent & teacher)にコミュニティー(community)が加わるPTCA(parent, teacher & community association)構想。子供好きの近所の怖いおじさんの出番では(笑・・・いや真面目な話)
生きる力を身につける教育の大切さを自然災害や疫病や感染病などの経験をしている今を生きる我々に突きつけられている大きな命題だと思います。啓蒙や正しい知識や理解も教育。マスコミの正しい報道もある意味遠隔教育ですね。
中国の倉庫・・・ロボットで倉庫内の荷物移動
物流サービスを使いこなす知恵と仲間を!
日本以上にイタリアや米国の様相がもっと深刻になって来ていますね。米国は今朝、海外渡航禁止を発表。シリコンバレー近郊では、食品や医療品など生活必需品で欠かせないものを買う時以外には外出禁止。シアトル市のあるワシントン州でもレストランやショッピングモールなどが強制的閉鎖。
日銭が入ってこなくなると1ヶ月も保たない商店や会社も出てくるのではないでしょうか? いや、時給で勤務している人々にとっても死活問題。しかし、一方では配送関係者を急募している米国アマゾン。
O2Oという言葉がIT業界ではあります。OnLine-to-OffLineの略です。
ネット購買者(オンライン)をどうやってオフライン(実店舗)に足を運んでもらい買い物をしてもらおうかというマーケティングです。しかし、今回のコロナウイルス騒動でますますオンライン購買へのシフトが加速されたり、今までオンラインショッピングしていなかった消費者が、今回がきっかけで始める人も増えると思います。
実店舗でビジネスが立ちいかなかくなるとこの騒動が終わっても復活が困難な店舗が出てくると心配しています。一方、アマゾンの急募に見られるように流通がますますオンライン購買に流れる。そうなると空き店舗が増える=街の治安、利便性などにも影響が出るでしょう。
さて暗い後ろ向きの話はヤメて、これから何を準備したらいいかを考えていく必要が個人レベルでも大切だと思います。明日の結果は、今日の原因という「善因善果」の法則に則って、明日のための準備をすることが大切。そういうビジョンを持っていい波を作りませんか?
オンラインビジネスは、如何に効率的(廉価で、簡単で、迅速に)にサービスを拡大継続するかが大きな課題になります。そうなるとスマート流通の波が一挙に押し寄せるでしょう。それは、アマゾンや楽天の大企業がやることなのか? 全国規模や国を超える場合はそうでしょうが、地方や街単位ではどうでしょうか?いわゆる最小クラスター単位での流通は、地元に根付いている商店や業種を超えた協業で創り出すことができると思います。
例えば、タクシーは人を運ぶのであって、荷物を運ぶことは許されていません。でも車社会の田舎であればあるほど、乗車の回転率は悪く空車が多い=運転手は時間が空いている。一方、商店街などは配達したくても車や運転手がいない。いや酒屋さんなど一部は業務車両がある。そこでタクシー会社と連携する。そうなれば、最小単位の商店街、道の駅レベルのアマゾンのようなビジネスは可能です。
O2Oの逆版ですね。つまり、オフラインからオンラインビジネス進出を協業でする。餅屋は餅屋に任せるアメーバー経営です。
無線技術、認証技術、ブロックチェーン技術など既にある技術とソリューションを持って、流通革命が加速されるのではないでしょうか?それは大手企業だけができることではなく、地方、街単位でもできることがあるチャンス到来のbeyond COVID-19かもしれません。行政を下から突き上げる勢いというか元気を出さないといけないですね。
Beyond COVID-19。終息してからでは遅い。今から危機をチャンスに変えるポジティブ思考の仲間同士でブレストを進めながら、チャンスをものにしていきませんか?土地活用として倉庫業をどうしよう?って思っている人々にも大きなチャンスだと思います。
物売りの時代は終わり、こと売り(ソリューションやサービス)を届ける時代です。所有からシェアする時代とも言われる生活様式が出始めると共に社会インフラは変わっていきます。
徒然第一弾は流通でした。
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