どの企業でも、外部に向けて発表する内容は必ず良いことばかりを言います。しかし、それが必要ないこともあります。どの企業も問題や課題があり、修正しなければならないこともたくさんあります。しかし、外部にそれを公表することはありません。要するに、外部からはその企業の良い面しか見えません。それを見て、その企業は素晴らしいと思ってしまうことがあります。
よく「話半分」という言葉があります。良いことを聞くときはその半分が正しいと考え、悪いことを聞くときはその倍の悪いことを考えるのがちょうどいいでしょう。企業を経営していると、経営者の耳には良いことばかりが入ってくるわけではありません。実際、良いことよりも悪いニュースの方が経営者に伝わる場合が多いです。自分の企業では悪いことばかりが聞こえるのに、周りの企業では良いことばかり聞こえてきます。自分の企業がどれだけ問題があるのかと思ってしまうことも少なくありません。
しかし、実際はどうでしょうか。他の企業のことはわかりませんが、私の企業はもう36年続いています。この36年間で私の耳に届く話の8割は不安要素です。それでも私の企業はやっています。隣の芝生ばかりが緑なわけではありません。私の企業も外から見ればきっと緑に見えるでしょう。経営者にとって毎日良いニュースを聞くことは良いとは思いません。経営者は常に不安であるべきだと思います。不安でなければ新しいことも考えず、新しいことにも挑戦しません。それでは経営者として面白くありません。これからも失敗を恐れずに挑戦し続ける企業でありたいと思っています。
🐾🐾🐾🐾🐾🐾🐾🐾🐾🐾🐾🐾🐾🐾
毎週水曜日にニュースレターを配信
させて頂いています。短くて読みやすい内容です。
ぜひお申し込みください。
お申し込みは UCHIKURA CO のホームページから。
🐾🐾🐾🐾🐾🐾🐾🐾🐾🐾🐾🐾🐾🐾