近年バズワード化しているFintechとは?
1月
21日
近年バズワード化し、ITや金融に関心がある方は一度は耳にしたことがあると思います。
FinanceとTechnologyを掛け合わせた言葉で、注意すべきは金融機関がテクノロジーを使い始めることをFintechと呼ぶのではなく、IT企業が金融分野でサービスを始めることをFintechと呼びます。
Fintechについて知ろうとすれば、必ず"ブロックチェーン"という言葉に出くわします。ここの理解が、Fintechを理解する上で非常に重要であり、ネット上にもなかなかわかりやすい説明が見つかりません。
試しに、Wikipediaに飛んでみると。。。
「ブロックチェーンとは、分散型台帳技術、または、分散型ネットワークである。元来、ビットコインの中核技術としてSatoshi Nakamotoによって考案、実装された技術を独立させたものである。」
。。。。。???
分散型台帳技術という単語を聞いただけで、もうめんどくさくなりますよね。
しかも"ビットコイン"って何だろう?と混乱してしまいます。
分散型。。。ビット。。。ブロック。。。
正直これはWikipediaの説明が読み手の気持ちになって書かれていないのが原因です。
そこで、私なりの理解をかなり嚙み砕いてわかりやすい説明を試みてみようと思います!
ブロックチェーンの前に、まずビットコインについて説明します。
ビットコインについてはネット上に大量にわかりやすい説明があるので、超手短にします。詳しく知りたい方は、Google先生に聞いてみると面白いですよ。
ビットコインとは仮想通貨のことで、その字のごとく「仮想の」お金です。とは言え、やはり物理的なお金ではないので、厳密には私たちが頭の中で思い浮かべるようなあのお金ではなく、
"価値を持った電磁データ" と理解してください。
そして、ブロックチェーンというのは詰まるところ、
"透明な箱" でしかありません。
その透明な箱の中には大量の取引履歴が記録されています。例えば私が母親に100 ビットコインをインターネット上で渡すと、その透明な箱には、私が母親に100ビットコインを渡した記録と、母親が私から100ビットコイン受け取った記録が書き出されます。このような記録(ブロック)が、取引が行われるたびにどんどんチェーンのように繋がって果てしなくながーーーーくなっているものがブロックチェーンなのです。
結局、ブロックチェーンという言葉は、このデータのまとまりの比喩でしかなく、もちろん実際にはブロックもなければチェーンもないのです。
また、"透明"というのも重要で、このデータは簡単に閲覧、トラッキングできます。
これによって、取引における不正や犯罪の防止が期待されています。
現在、このビットコインが世界中で日常生活に使用されるようにすることを目指し、様々なIT企業が議論を重ねています。
去年の六月にブラジル国内でのビットコインの取引量が金の取引量を超えてしまったという大ニュースがありました。ビットコインのイノベーションが、6000年の歴史を持つ金の信用を上回った瞬間です。
将来、そんなに遠くない未来で、財布を持たず、スマートフォンだけで決算するような生活が待っているのでしょうか?