商売の基本は”人”
1月
8日
そして、何といっても驚きなのは、彼が小学校しか卒業していないのに、日本の内閣総理大臣というポジションまでのぼりつめたことです。一体なぜそんなことができたのか??
それは、”人間学博士”と称されるように、彼が人間の本質をよく知っていたからだと思います。彼は、貧しい家庭で生まれ、様々な苦労と経験を人間社会に生きる中で積み重ねてきた。そうした中で、人に優しく、人との繋がり=「人間関係」を常に大切にすることで、田中派と呼ばれる大きな派閥を作り、たくさんの人々から支持を得てきたのです。(もちろん、彼は人格も素晴らしいですが、「Grit=やり抜く力」の天才でもあります)
つまるところ、田中角栄は政治の世界に生きる人=政治家であったけれど、ビジネスの世界でもこれと同じことが言えるのではないでしょうか?
確かに、テクノロジーは圧倒的なスピードで日々進化してく。最近では、AIが数十年後には、人の仕事の大半を奪ってしまうなどといわれている。でも、結局のところ、商売をするのは、いつの時代も”人”であり、それは変わらない。
「人を理解することに努め、人との繋がり=「人間関係」を大切にすること」。
情報が溢れる現在だからこそ、こうした基本的なことを忘れないでいたいと思います。