《 眼福(46)“春めく林床(3)!?!”❖21-61❖》

カキドウシ(籬通し)     ... カキドウシ(籬通し)     シソ科(Lamiaceae/Labiatae)
学名:Glechoma hederacea L. subsp. grandis (A.Gray) Hara
Glechoma grandis (A. Gray) Kuprianova
モノトーン、中々良い!! モノトーン、中々良い!!
《“泉の森の野草達(3)”❖2021/2/28❖》
カキドウシ(籬通し) ;
この花には、別名が沢山ある。カントリグサ(癇取草)・カンキリグサ、
カキドオロシ・カキドウロ、ツルハッカ、カイトリバナ・カイトリグサ、
カイネンヅル・カイネグサ、カイネダワラ、ウグサ。
茎がつる状に伸び、垣根を通り抜けるので付いた名前。
薬草(癇取草)と呼ばれるのは、子供の夜泣き、ひきつけに用いられた事による。
道端や草むらで普通に見られ、茎や葉をもむといい香りがする。
茎高は5〜25cm。つるの節から根をだし斜上し、枝を出す。
葉は対生、有柄で円い腎形、長さ1-5cm、幅1.2-5.5cm、円頭に鈍い歯牙。
葉腋に長さ1.5〜2.5cmの淡紫色の唇形花を1〜3個ずつつける。
花は唇形花で、上唇は直立し、凹頭、切れ込みはやや不規則。
下唇は3裂し、中央裂片が大きく、基部に白毛があり濃紫色の斑紋が目立つ。
雄蕊4個あり、上唇の内側に沿ってのびる。萼に15脈があり裂片の先が刺状。





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《 眼福(45)“春めく林床(2)!?!”❖21-60❖》

《 眼福(45)“春めく林床(...
ユリワサビ(百合山葵)    ... ユリワサビ(百合山葵)    アブラナ科(Brassicaceae/Cruciferae)
学名:Eutrema tenuis (Miq.) Makino
Wasabia tenuis (Miq.) Matsum.
別名: ハナワサビ
《“泉の森の野草達(2)”❖2021/2/28❖》
ユリワサビ(百合山葵);
ワサビ に良く似た葉と花の姿をし根に小さなユリのような球根ができるので百合山葵。
別名のハナワサビとは、葉や茎はワサビのような辛味があるからだとか。
ユリ名が冠されたは、葉が枯れたあと柄の付け根の部分がユリの根の如くあるからか。
根茎はワサビのように太くならない。根生葉は直径2~5㎝の円形で、基部は心形。
葉縁は波状の鋸歯があり長柄がある。茎葉は互生し上部ほど小型で長卵形。
花は総状花序につき直径約1㎝の白色4弁花、萼片4個。雄蕊は6個。
葉をサラダや天ぷらとして食す。独特の風味で美味。
ユリワサビの花を見れるのは春の花が咲き始める前、早春独特の土の風合いを感じる。
植物は、我々に、何かを教えてくれている!?!
以前、オオユリワサビ(var.okinosimense)と言う種が、福岡県の沖ノ島で確認されていた。
その種は、現在の沖ノ島では絶滅したと云われてきた。
所が最近になって本州北部の日本海側で再発見された、と知る。自然界は不思議だ。







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《 眼福(44)“春めく林床(1)!?!”❖21-59❖》

《 眼福(44)“春めく林床(...
《 眼福(44)“春めく林床(...
オオアラセイトウ(大紫羅欄花)... オオアラセイトウ(大紫羅欄花)   アブラナ科(Brassicaceae )
学名:Orychophragmus violaceus (L.) O.E.Schulz
別名: ショカッサイ(諸葛采)、ムラサキハナナ(紫花菜) ハナダイコン(花大根)
《“泉の森の野草達(1)”❖2021/2/28❖》
オオアラセイトウ(大紫羅欄花);
江戸時代に中国から持ち込まれ、生命力が強く野生化し日本中に帰化。
「アラセイトウ」の名前の意味は不明。
別名の諸葛采は、諸葛孔明が成長早い事で戦争時、陣地に植え食料にした事による。
茎は直立し、1本か又は基部で分枝、しばしば上部でも分枝、無毛又はまばらに毛がある。
茎高は、60cm位まで。根出葉は、ロゼット状にならず下部は有柄で羽状に分裂する。
上部の葉は無柄で粗い不規則な鋸歯縁となり、基部は深い心形で茎を抱く。
茎先の総状花序に径2〜3cmの4弁花をつける。花弁は、広倒卵形で淡紫色か紅紫色。
萼片は互いに密着して筒状となり、外面に毛があり、紫色。
*      *      *
里山である泉の森にも春が近寄って来た。








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《 眼福(43)“春を冠する花名!?!”❖21-58❖》

ハルザキクリスマスローズ(レン... ハルザキクリスマスローズ(レンテンローズ)キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Helleborus orientalis Lam. Helleborus x hybridus
色々な花色がある。 色々な花色がある。
北鎌倉明月院のレンテンローズ。 北鎌倉明月院のレンテンローズ。
《“Lenten rose”❖2021/2/27❖》
ハルザキクリスマスローズ(レンテンローズ);
英名で言うLenten rose、日本ではハルザキクリスマスローズと呼ばれている。
クリスマスローズについては、先日ブログルで記したので参照ください
レンテンローズのレンテンとは、四旬節(レント)のころに咲くことによる。
ヘレボルス・オリエンタリスとかヒメフユボタンとも云われるレンテンローズ。
レンテンとは、キリスト教の復活祭前の5週間を指す受難期の事(2月上旬~3月末頃)。
本来は、クリスマス頃に白い花を咲かせる「ヘレボルス・ニゲル」をクリスマスローズと言う。
が、古くは薬用植物として、また祭祀用に使われていた。園芸品種(栽培種)も多い。
西欧には、宗教関係の神話が多く残されている。季節感ある花名、感慨ある。





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《 眼福(42)“奈良・成福寺蔵の聖徳太子像!?!”❖21-57❖》

《 眼福(42)“奈良・成福寺...
以上 2画像、産経新聞西部We... 以上 2画像、産経新聞西部Web版より拝借。
《“新たな発見(科学のお陰)”❖2021/2/26❖》
昨日、憲法問題を思い、聖徳太子のことに少し触れてみた。
聖徳太子・十七条憲法が、現代の今においても大いに参考になる。
日本国憲法法理の原点とも思えるものと思って止まない。
今日の産経新聞(Web版)に興味深い記事を見つけた。
奈良成福寺蔵の聖徳太子像内に菩薩半跏像が納められている!!と。
若いころ寫眞の恩師のお供で拝したことがある像のことであった。
趣味の寫眞、勉強している法理、僕の過去現在がつながっているようで!!
仏像寫眞を撮る、否、拜む「無の境地」。最近少し理解できてきたか??
下に記事を転載させて頂きます。
*      *       *
聖徳太子立像内に菩薩半跏像 奈良博の調査で判明 特別展で公開

聖徳太子が過ごした葦垣宮(あしがきのみや)があったと伝わる成福寺(じょうふくじ)
(奈良県斑鳩町)の聖徳太子立像(重要文化財、鎌倉時代)をX線CTスキャンで調査した結果、
像内に菩薩半跏(ぼさつはんか)像が納められていることが分かり、
奈良国立博物館(奈良市)が発表した。
太子立像は聖徳太子の没後1400年の御遠忌(おんき)を記念し同館で開かれる特別展
「聖徳太子と法隆寺」(4月27日~6月20日)で展示される。
聖徳太子立像は高さ約84センチの木造で、
16歳の太子が父、用明天皇の病気平癒(へいゆ)を願い、
仏具の柄香炉(えこうろ)を手に祈る姿とされる。
像内胸部に確認された菩薩半跏像は高さ約6・5センチ。右手を頬に近づけ、
左足を垂らすなどして岩座に座っているとみられ、
同館の担当者は「太子を観音の化身(けしん)とみる信仰がうかがえる」と話す。
特別展では、太子が建立した法隆寺(奈良県斑鳩町)の秘仏で
国宝の「聖徳太子および侍者像」(平安時代)など、寺宝を中心に約170件を展示。
もとは法隆寺にあり、現在は東京国立博物館が所蔵する国宝の「聖徳太子絵伝」
(平安時代)は太子の生涯が描かれた多くの絵伝の中でも現存最古とされ、
5月23日まで全10面が一挙に公開される。











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《 眼福(41)“里山・・水辺の植物!?!”❖21-56❖》

《 眼福(41)“里山・・水辺...
セキショウ(石菖)      ... セキショウ(石菖)       ショウブ科(Acoraceae)
学名:Acorus gramineu Sol. ex Aiton var. gramineus
《“地味な植物”❖2021/2/24❖》
セキショウ(石菖);
小川の縁や渓流など水辺に自生する湿生植物。常緑で庭などにも植えられている。
この根を乾燥したものは石菖根と呼ばれ、漢方薬として利用される由。
根茎は芳香があり、細く、横に這い、分岐して広がる。
葉は、扁平な剣状葉、基部は2つ折りで内側の葉を挟み葉脈が数本ある。
濃い緑色で中央の脈は隆起せず平滑、湾曲する。
花茎は扁平な三稜形。苞は葉状、花序の基部から1個上に伸び、先が尖る。
肉穂花序は淡黄色で多数の菱形の両性花を隙間なくつける。花は黄色~黄緑色。
花被片は、楕円形。外花被片3個、内花被片3個が花の周囲にある。
同色で隙間なく付いて外観からは見分けるのは難しい。雄蕊6個、うち3個が花粉を出す。
花粉を出し始めると花被片の隙間から花糸を伸ばす。花糸は、扁平。葯は黄色。
*      *      *      *      *
2月22日は「竹島の日」だった。明治38年に島根県知事が竹島を県の一部とした日。
昨今の事象を鑑みて思うのは、安全保障を始めとする諸問題、憲法改正議論だ。
この憲法問題を思うと2月22日は、僕にとっては感慨深い日である。
往古の飛鳥時代に聖徳太子が亡くなったと伝わっている祥月命日に当たる日である。
聖徳太子と云えば十七条憲法の制定が浮かぶ。又、外交的事象では遣隋使派遣がある。
聖徳太子が隋の皇帝に送ったとされている国書がある。
「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す、恙(つつが)無(な)きや」
その真贋(しんがん)を問う人々がおられるが当時の時代背景を思うと、
外国を見据えた“外交官”姿勢としての気概を感じるのである。
毎年開かれる島根県の式典に閣僚の出席がない。これでは日本の本気度は???
外交的表明、漸く日本も発信するようになったが、積極的に発信するべきだ。
国連の慰安婦議論にうんざりする。政治の駆け引きは、自己正当性の発信だ。
国内でもおかしな議論が見られる。公明党は、何を考えているのだろう???
自衛隊基地などの安全保障上重要な施設周辺の土地利用制限問題で、
公明党の北側一雄副代表は、安全保障上重要な施設周辺の土地利用規制を、
「経済活動の自由」を理由に慎重に議論しないといけない、と述べた由。
安全保障上重要な施設周辺の土地利用に規制あって然るべきだ。
これも、憲法に安全保障の根本主旨がないことと思える。
政府の揚げ足ばかり取っていないで、真摯に議論すべきと思うのだが??









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《 眼福(40)“襍庭の朝(3)!?!”❖21-55❖》

伊豆半島に自生している里紫陽花... 伊豆半島に自生している里紫陽花の移植茎。
《“期待する移植茎”❖2021/2/24❖》
10年来、感心を以って訪ねている伊豆半島の自生紫陽花。
驚くべくは、自然交配したと教えて頂いた紫陽花群が、楚々と咲いていることだ。
そんな紫陽花を研究されておられる方、伊豆高原オルゴール館館長の平澤 哲 師。
師の紫陽花研究園は、どなたでも見れる伊豆高原駅近くにある。
一昨年の6月、平澤師から頂いた茎がしっかりと育って、新芽が見え始めている。
楽しみだ。
* * * * *
24日に最高裁で明確な判決がでた。儒教の祖、孔子を祭る「孔子廟(びょう)」についてだ。
那覇市が公園内の敷地を“無償”で提供していることが憲法の「政教分離の原則」に違反。
最高裁大法廷(裁判長・大谷直人長官)の判決によれば、
那覇の孔子廟は宗教性が軽微とはいえず、無償提供は特定の宗教に便宜を提供している
と評価されてもやむを得ないと認定した。政教分離からすれば当然の事だ。
公共地内に特定団体に無償で土地を貸与する事自体、公平性にも欠ける。
ましてや儒教の祖、孔子を祭る「孔子廟(びょう)」である。
沖縄県、那覇市は、いかなる理由で無償貸与したのだろう(仔細を知らないが)。
社会通念に照らせば、分ることだ。



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《 眼福(39)“襍庭の朝(2)!?!”❖21-54❖》

ハナサフランの朝姿。 ハナサフランの朝姿。
ハナサフラン(花サフラン)  ... ハナサフラン(花サフラン)   アヤメ科(Iridaceae)
学名:Crocus vernus (L.) Hill
別名: クロッカス、ハルサフラン
(午後、帰宅した時の姿)
《“今日は、天皇誕生日”❖2021/2/23❖》
コロナ禍にあっての祝日、外出自粛中だが電車・車の人出がかなり多かった。
所用あって出掛けた、とはいうものの何処か後ろめたい気分であった。
人混みを垣間見てこの一ヶ月余りを振り返ってみると感染は収束に向かっている。
そんな感じを実感、、、!?!  “うららか”な感じで出かけたくもなる。

朝、猫の来訪がないか、と確認しに庭に出ると、黄色い閉じた花が見えた。
ここ数年、顔を見せてくれてる“ハナサフラン”だ。少し開花が早い気もするが。
ハナサフラン、園芸種も増えている。ハナサフランと思うが、正確な所、わからない。
園芸種等のことは、以前ブログルに記したここを見てほしい。
午後帰宅して見ると、3個の花が咲いていた。天皇陛下に捧げたい気分になった。





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《 眼福(38)“襍庭の朝!?!”❖21-53❖》

《 眼福(38)“襍庭の朝!?...
可愛いツタバウンラン。... 可愛いツタバウンラン。



《 眼福(38)“襍庭の朝!?...
上2枚、故バニュー。庭で寝るの... 上2枚、故バニュー。庭で寝るのがすきだった。
裏庭に食事場と簡易小屋を作った... 裏庭に食事場と簡易小屋を作った。後ろの方に小屋があるが粗末でお見せできない。
《“今日は、猫の日”❖2021/2/22❖》
どなたが制定!?!したのか、今日は猫の日だそうだ。
毎日、一度は我が家に休憩しにくる半のらの黒猫がいる。
我が居所には、数匹の猫ちゃんが遊びに、、、其々に可愛いが。
中でも“クロ”と呼んでいる猫は、もう4年もの間ほぼ毎日訪ねてくる。
家族として生活していた“バニュ-、享年16歳”が心許した唯一の猫。
夕方の食事時、一匹でくるようになるとバニュ-と一緒に食べていた。
バニュ-が天星した後も毎日やってくる。色々思いはあるが見守っている。
-   -   -   -  -
今朝早く”クロ”がいる気がして裏庭を見ると彼の居場所にいた。
そのあたりにツタバウンランが可愛く咲いていた。年中花が見える!!
この花、ブログル
に記したことがある。又、バニュ-のお気に入りの花でもあった。
ブログルでも猫ちゃん繋がりで色々ご教授頂戴しております“くまごろう”先生。
師の愛猫“花里子ちゃん”が永眠されたことを知った。哀悼の意を表します。
クマゴロウさんのお心を察しますと、言葉をもてません。 
合掌。









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《 眼福(37)“里山の春めき!?!”❖21-52❖》

《 眼福(37)“里山の春めき...
エンコウソウ(猿猴草)    ... エンコウソウ(猿猴草)      キンポウゲ科(ranunculaceae)
学名:Caltha palustris l. var. enkoso hara
caltha palustris l. form. decumbens makino
エンコウソウの浅く緩い鋸歯形。 エンコウソウの浅く緩い鋸歯形。
《“午後の泉の森”❖2021/2/21❖》
エンコウソウ(猿猴草);
ミヤマキンポウゲ等と同じ仲間で、沼や湿地の中に生える。
茎が、横に伸び広がる様子を手長猿に見立てたもの。
リュウキンカの変種だが、リュウキンカ(立金花)は名のとおり茎が立つ。
これに対しエンコウソウは、茎が横に広がり、先が斜上して花をつける。
葉は無毛で円心形~腎円形、基部は心形で、低い緩やかな歯縁。
長い葉柄があり、基部に鞘がある。花は直径2~3㎝。
花弁のように見えるのは萼片で普通5個、雄蕊多数。雌蕊10個前後。
花後に花茎が傾伏し、節から発根して増える。
-   -   -   -  -
植物観察を始めてかなりの時間を持つ。
いつの頃からか、花の開花が段々と早くなっている。
画像の花(猿猴草)も随分と早く咲いた。
見つけた時は、気温が!!一月先、否、一月半も先の気温だった。
やはり、気候変動しているか!?!でも地球温暖化ではない気がする。





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