《 眼福(89)“森の春(6)!?!”❖21-108❖》

《 眼福(89)“森の春(6)...
ヤマブキソウ(山吹草)    ... ヤマブキソウ(山吹草)       ケシ科(Papaveraceae)
学名:Chelidonium japonicum Thunb
Hylomecon japonica (Thunb.) Prantl et Kündig
《“花見&観察・・・お花畑!?!”❖2021/4/4❖》
四月はじめ、泉の森に見慣れた花々がいきいきと魅せた花々。
環境が合ったのか昨年に比べ群落・お花畑が広がった。
*        *       *        *       *
ヤマブキソウ(山吹草);
花が ヤマブキ 似で名前が付いた。だがヤマブキは花弁5枚、ヤマブキソウは4枚。
落葉樹林やまばらな常緑樹林の中や縁など、比較的明るい場所に見られる植物。
群落形成することが多く、単体で見ることは少ない。野生は、減少しているようだ。
地下に球根(根塊)ができ、春に芽吹き、小葉が3枚集まって一枚の葉(三出葉)となる。
縁にギザギザが見られ、葉や茎を切ると黄色い汁が出る。
花径3cm~4cmで花びらは4枚、色は明るい黄色。群落を見ると壮観だ。
葉の姿も多様で、その形でヤマブキソウ、ホソバヤマブキソウ、セリバヤマブキソウ!!
色々あるあるが、セリバヤマブキソウは細い葉が細かく切れ込む鑑賞価値の高い種。
ケシ科クサノオウ属に分類されていたが、現在は独立したケシ科ヤマブキソウ属。
神奈川では小仏山地、相模原台地の落葉樹林内や林縁、段丘崖下に野生種が実在。
それらの地等で盗掘がおびただしく、「神奈川RDB」で絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。
「令和参年(皇紀2681年)4月17日、記」









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《 眼福(88)“森の春(5)!?!”❖21-107❖》

《 眼福(88)“森の春(5)...
《 眼福(88)“森の春(5)...
イチリンソウ(一輪草) キンポ... イチリンソウ(一輪草) キンポウゲ科 (Ranunculaceae)
学名:Anemone nikoensis Maxim.
別名: イチゲソウ(一華草)、ウラベニイチゲ(裏紅一華)



《 眼福(88)“森の春(5)...
ニリンソウ(二輪草)     ... ニリンソウ(二輪草)     キンポウゲ科 (Ranunculaceae)
学名:Anemone flaccida F. Schmidt.
《“花見&観察・・・群生する花達!!”❖2021/4/4❖》
四月はじめの森に見慣れた花々だが益々いきいきと増えてる花々。
環境が合ったのか昨年に比べ群落・お花畑が素晴らしい。
イチリンソウ(一輪草);
ニリンソウ は一つの茎に花を2個つけるが、イチリンソウは、1個だけが普通。
葉が羽状に細く裂けるのが特徴。林中等で日陰に見える。高さ20〜25cm位。
別名のウラベニイチゲ(裏紅一華) は、花弁の裏側が薄いピンクをしている。
根茎は横に広がる。茎葉は総苞状、有柄、3個輪生し3出複葉。小葉は羽状に深裂する。
根生葉の上には花茎を出さない。
花は直径3~4㎝で1個つく。花弁に見えるのは萼片。
萼片は白色、長楕円形で5~6個、稀に7個つく。花の裏側は、薄い紫色.。雄蕊・雌蕊多数。
二輪草は、葉の裂片の幅が広く花も小型。萼の多いものをヤエイチリンソウと呼ぶ。
花がよく似たニリンソウは、3輪生した葉に葉柄がない。

ニリンソウ(二輪草);
一つの茎に2つの花がつくことからきた名前だが、最初に一つが咲き、後から2つめが咲く。
稀に一個しか咲かないものもあるが、これを一輪草とは言わない。
花も葉も、おひたしなどにして食べると、くせのない味で山菜としても有名。
和名の由来は花が2個ずつつくことが多いことから。
茎葉は3個輪生し、小葉が羽状に深裂する。茎葉には、葉柄がない。
3個がそろって丸い葉のように見え、葉の表面に白い斑紋が見える。
花は直径約2㎝、1~3個つく。花弁に見えるのは萼片。
萼片は、8~10㎜位で白色、長楕円形で5~6個つく。
根茎は漢方薬の材料となりウマチなどの疼痛に効くとされる。
花は、イチリンソウに比べるとニリンソウはかなり小さい。
「令和参年(皇紀2681年)4月16日、記」







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《 眼福(87)“森の春(3+1)!?!”❖21-106❖》

ムサシアブミ(武蔵鐙) サトイ... ムサシアブミ(武蔵鐙) サトイモ科 (Araceae)
学名:Arisaema ringens (Thunb.) Schott、 在来種;本州(関東地方以西)
散策路の脇の崖沿いに1茎だけ立... 散策路の脇の崖沿いに1茎だけ立っている。此処になぜ・・・!?!って感じ。
モノトーンが、今年の課題?? モノトーンが、今年の課題??
チョット、全体像を・・・引いて... チョット、全体像を・・・引いて見ると中々のものだ。

ウラシマソウ(浦島草) サトイ... ウラシマソウ(浦島草) サトイモ科 (Araceae)
学名:Arisaema urashima H.Hara
Arisaema thunbergii Blume subsp. urashima (H.Hara) H.Ohashi et J.Murata
仲良く・・・隠れているように見... 仲良く・・・隠れているように見える!!
《“花見&観察・・・サトイモ科の花”❖2021/4/4❖》
ムサシアブミ(武蔵鐙);
横から見ると馬具のアブミ(鐙)のつま先を囲む部分に似ている事で和名がいた由。
アブミに似た所を部分名称で仏炎苞と呼んでいる。草丈は、30cm前後。
葉は2枚、小葉は3枚。小葉幅は広く、長さ20㎝前後。葉柄は高さ20cm前後。
葉柄の間から葉よりやや低い花茎をだし、仏炎苞に包まれた肉穂花序をつける。
仏炎苞は、暗紫色か緑色と変化があり白い筋がある。筒部は長さ5cm前後。
口辺部は耳状に張り出し舷部は袋状に巻き込む。花序の付属体は白い棒状。
仏縁苞中に肉垂花序があるが、苞が縁両側横に張り出すので肉垂花序は見えない。
肉穂花序(にくすいかじょ:多肉な花軸の周囲に柄のない花が多数密生する)、
仏炎苞(ぶつえんほう)共々難しい名称だ。
「仏炎苞」とは、形が仏像の背後にある仏炎に似ているためだとか。
平安時代、武蔵国の特産品として鐙が作られていた。
現代では、武蔵の国と言ってもピンと来ない。おまけに「武蔵国」関東地方では、
ムサシアブミは余り見かけなくなった。この泉の森でも以前は見かけなかったのだが?

ウラシマソウ(浦島草);
花穂先が、細長く伸び垂れ下がる。これを浦島太郎の釣り糸に見立てて名前が付いた由。
花序の先端の付属体だが、なぜこのような姿になったか??不思議だ。
花のように見えるものは苞で、花序は中にあって見えない。その苞を仏炎苞と呼ぶ。
地下にある球茎は多数の子球をつくり、盛んに栄養繁殖をするので纏まって生える。
成熟して開花する株の葉は1枚、葉柄は太く茎の様に見え、花茎より高く直立する。
小葉は11~15枚(鳥足状複葉)。葉柄の基部が鞘状になっているため茎に見える。
偽茎だが、そこから花茎を直立し、暗紫色の仏炎苞をつける。
仏炎苞の中に多数の花をつけた肉穂花序があるのだが、
花序の延長部(付属体)が仏炎苞の外に出て高く立ち上がり、先が細くなって垂れ下がる。
雌雄異株であり、若い株は雄花、肥大した球茎をもつ大きな株になると雌花をつける。
花序の先の付属体は紫黒色で、長さ60cmにもなる。不思議な容姿である。
「令和参年(皇紀2681年)4月15日、記」



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《 眼福(86)“森の春(3)!?!”❖21-105❖》

ネムノキ(合歓木) マメ科(F... ネムノキ(合歓木) マメ科(Fabaceae)
学名:Albizia julibrissin Durazz. var. julibrissin
別名:ネブノキ、カウカギ、コウカ、ネムタ、ネブタノキ、ネブリ
モノ感覚!! モノ感覚!!
ハナイカダ(花筏) ハナイカダ... ハナイカダ(花筏) ハナイカダ科(Helwingiaceae)
学名:Helwingia japonica
別名:ママッコ、ヨメノナミダ
簡素な色!! 簡素な色!!
見た目で勝手に想像する??? ... 見た目で勝手に想像する???
カイガラタケ(貝殻茸) タマチョレイタケ科(Polyporaceae)
学名:Lenzites betulinus (L.) Fr.
Lenzites betulina (L.) Fr.

《“花見&観察・・・天と地の間”❖2021/4/4❖》
ネムノキ(合歓木);花期は、梅雨時、初夏。
花火の様な合歓木の花。20~30本の赤い雄蕊をつけたた花が10~20個集まったもの。
雌蕊は、その一つの花に1本だけあり色は白。高さ10m以上にもなる落葉高木。
葉は2回羽状複葉で、沢山の小葉からなる。夜には小葉を合わせ閉じ、葉が垂れ下がる。
葉柄の基部に蜜腺を持ち枝先に多数の花をつける。花弁は小さく雄蕊が飛出し淡紅色。

ハナイカダ(花筏);
葉の真ん中に花が咲き、花がいかだ(筏)に乗ったように見えることから付いた名前。
若葉は山菜、テンプラなどで食べる。この木は、ミズキ科からハナイカダ科に分離された。
葉は互生、長さ10㎝前後、幅5㎝前後の広楕円形、先が尾状に尖り縁に毛状の鋸歯がある。
雌雄別株で直径5㎜位の淡緑色の花を中央付近の葉の主脈上につける。
花から葉身の基部までの葉の主脈が太く、花柄が葉脈と合着したもの。
雌花は1個、雄花は数個ずつつく。花弁は3~4個。

カイガラタケ(貝殻茸)??
サルノコシカケか??きのこ類は全くわからない。褐色縞模様が綺麗だが。
昔習った茸を思い出すと、タマチョレイタケ科カイガラタケ属カイガラタケではないか??
拙い画像だがお教え頂きたくアップしてみた。
*        *       *        *       *
四月はじめの森には、活力がみなぎり、地表近くばかり見るのが常だ。
だが里山の主は、樹木達。森の生い立ち、土との関係、草本との関係、興味深い。
泉の森の中で天を仰いでみると、先駆種草本とか先駆樹種はなんだろう、と思った。
先駆種と関係深い根粒菌、人間と植物の共存共栄を目の前で学んでいる。
以前、「土とヒト」の共生研究(宮崎大学;佐伯雄一教授)に感心を持ち論考を読んだ。
論考中に「ヒトが人工的に作れないものの一つに土があります。
土は長い長い年月をかけて環境が作る産物です。
その土には1gあたり数十億から数百億の微生物が暮らしています。
そしてその土に育まれる植物(生産者)を起点として
動物(消費者)微生物(分解者)が生息する陸地生態系が成り立っています。
現在、様々な形の農業形態が生まれていますが、
土を基盤とする農業が食糧生産の大部分を担うことはこれからも変わらないでしょう。
生物の中には、大気中の窒素をアンモニアに変換できるしくみ(能力)をもったものがいます。
・・・大気中の窒素をアンモニアに還元する能力を有する微生物を『窒素固定細菌』と呼びます。
窒素固定細菌は、単独で窒素固定を行う単生窒素固定細菌と植物と共生しながら
窒素固定を行う共生窒素固定細菌の2つに分けられます。
根粒菌は、ダイズなどマメ科植物の根に共生して、共生窒素固定能によって
大気中の窒素ガスをアンモニアに変換して宿主植物に供給してくれます。
地球生態系全体の窒素循環から見ると、
マメ科植物と根粒菌の共生窒素固定が大変大きな役割を果たしています。
根粒の中で根粒菌は、窒素固定に必要な酵素(ニトロゲナーゼ)を作り、
窒素ガスをアンモニアにして植物に供給します。
ただし、ニトロゲナーゼには、酸素があると力を発揮できないという弱点があります。
そこで、宿主植物はニトロゲナーゼが働けるように血液中のヘモグロビンと同じように
酸素を捉まえるレグヘモグロビンを合成し、酸素濃度が高くならないようにします。
根粒の断面が赤い色をしているのは、このレグヘモグロビンによるものです。
このようにマメ科植物と根粒菌は共生窒素固定のためにお互いに協力しあって
精巧な共生窒素固定の仕組みを構築します。
この根粒菌の力の秘密を明らかにできれば、現在、たくさんのエネルギーを使って
生産されている化学肥料の使用量を大きく減らすことも夢ではありません。
ここ数年、地球温暖化による影響がいたるところで報道されています。
地球温暖化は温室効果ガスによるものです。
窒素以外の窒素酸化物は地球温暖化や大気汚染の原因となります。
多くの微生物は、硝酸呼吸という嫌気呼吸の一種で、NO3- → NO2- → NO → N2O → N2
のように硝酸を還元して窒素まで変化させる能力を持っています。
しかし、亜酸化窒素(N2O)までの還元能力しか持たない微生物も多く、
二酸化炭素の300倍の温室効果ガスとしてN2Oが発生してしまいます。
根粒菌は窒素固定を行いつつ、硝酸呼吸(脱窒)を行うユニークな特性を有しています。
また根粒外のN2Oを取り込んでN2に還元する能力を有する根粒菌も存在します。
このような根粒菌を有効活用することによって温室効果ガスの発生を抑えることができます。
近年の研究によって根粒菌の全ゲノム配列が解読されています。
もちろん、解読されたからといって、根粒菌の秘密のすべてが分かったわけではありません。
しかし、ゲノム配列の解読によって、これまでの研究を加速する形で、
根粒菌とマメ科植物との共生メカニズムや群集生態の解明が進んでいます。
近い将来、根粒菌とマメ科作物の生理生態学的特性を利用することで、
畑からの温室効果ガスの発生を抑制して環境保全を実現しつつ、
さらに窒素固定による食糧生産の増大に寄与できる農業が実現するかもしれません。
ヒトの知恵で植物と微生物の力を発揮させ、土に負担をかけないように持続的に食糧生産を
可能にすることでヒトと地球の共生が成り立つことでしょう。」
みなさん覚えていますか?「天空の城ラピュタ」でシータが言った言葉、
「(ヒトは)土から離れては生きられないのよ」
かような事を思い出しながら散歩していると、共生を思うことが出来た(合歓の木ってマメ科)。
「令和参年(皇紀2681年)4月14日、記」





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《 眼福(85)“森の春(2)!?!”❖21-103+1❖》

ハンショウヅル(半鐘蔓) キン... ハンショウヅル(半鐘蔓) キンポウゲ科(Ranunculaceae)
学名:Clematis japonica
蕾状態だが、しばらくすれば半鐘... 蕾状態だが、しばらくすれば半鐘に成るだろう(今日では開花してるだろう)。




《 眼福(85)“森の春(2)...
《 眼福(85)“森の春(2)...
ジュウニヒトエ(十二単) シソ... ジュウニヒトエ(十二単) シソ科(Lamiaceae/Labiatae)
学名:Ajuga nipponensis
上3枚の画像、其々場所が違う。微妙に花・葉の状態が異なる
《“花見&観察・・・???の花”❖2021/4/4❖》
ハンショウヅル(半鐘蔓);
山地の林縁等で見掛ける花だが、長い葉柄が他の木や草にからみつく。
茎は暗紫色を帯び、葉は3出複葉。小葉は卵形〜倒卵形で先はとがり、粗い鋸歯がある。
両面にとも脈上に軟毛がある。花は、柄の先に1個つき下向きに咲く。完全に開かない。
花柄の中ほどに小さな小苞が1対ある。紅紫色の花弁に見えるのは4個の萼片。
花弁はなく萼片は厚い。長さ2.5〜3cm位で先はとがり、ふちは白い毛にふちどられる。
中国、九州地方には、ハンショウヅルの変種があるらしい。
萼の外側に淡褐色の毛が密生するケハンショウヅル。
学名は、Clematis japonica var. villosula

ジュウニヒトエ(十二単) ;
ジュウニヒトエ(十二単)は、日本の固有種で山地や農道の縁で見られる。
葉の脇から穂状花序(柄のない花が花茎に均等につく)を出す。
小さな青紫色ないし白い唇形の花を輪生、花は幾重にも重なって咲く。
花径は5mm~10ミリ位。 上唇は2つに浅く裂け、下唇は大きく3つに裂ける。
真ん中の裂片が大きい。 雄蕊は4本で2本が長い。全体に白い毛で覆われている。
園芸品種に西洋十二単、アジュガ、学名:Ajuga reptansがある。
*        *       *        *       *
四月はじめ故か、ハンショウズルは、まだつぼみ状態だった。
ジュウニヒトエは、あちこちに見えて増えている感があった。
「令和参年(皇紀2681年)4月13日、記」





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《 眼福(83+1)“森の春(1)!?!”❖21-103❖》

コケイラン(小恵欄) ラン科 ... コケイラン(小恵欄) ラン科 (Orchidaceae)
学名:Oreorchis patens(Lindl.)Lindl.
よくわからない。昨年まで観たことは無かった!?!
僕が見落としていただけか?
借 り 物 画 像 借 り 物 画 像
借 り 物 画 像 借 り 物 画 像
《“花見&観察・・・???の花”❖2021/4/4❖》
コケイラン(小蕙蘭);
萼が黄色で花弁が白色。 シラン などと同じ恵蘭類の仲間。
ぱっと見には、 エビネ や サルメンエビネ等のエビネ類に見える。
偽球茎は卵形。2~3個短い根茎で繋がり、地表近くに連なる。
葉は、2枚、披針形で長さ約25cm。幅 1~2㎝、先が尖り脈が目立ち基部は細い柄状。
萼片と側花弁は、淡黄色、披針形で長さ8〜10mm。 唇弁は白く、基部で3裂する。 
側裂片は披針形で鈍頭、目立たないが花の美しさには一役買っている。 
中裂片は一番目立ち、長さ5〜6mmで、先端がフリルのように美しく波打つ。 
前部を中心に赤紫色の斑点があり、また基部には2個の隆起線がある。
中には、赤紫色の斑点がまったく無いものも観られる由。 
同時に唇弁も側花弁にも斑点が無く、スッキリした印象を持つ。
一つの株に異なる花をつけるのではなく、株ごとに花のタイプが決まるようだ。
また、コケイランは花柄子房が180°ねじれて唇弁が下側につく。
小蕙蘭の「蕙」はシランの仲間を指し、葉がシランに似て花が小さいことが名の由来。 
別名に「ササエビネ」も葉が似ている?エビネの葉は、ずっと大きいが。
*        *       *        *       *
四月になって初めて泉の森に行った。ハンショウズルの生育状況等を確認しに。
そこの真下と言っても良い所にコケイランとおぼしき花が、、、!!
すでに位置確認と保護のためか杭が設置されている。感謝だ(見る側として)。
つぶさに観察したが、花名の特定には至らず??
「令和参年(皇紀2681年)4月12日、記」
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《 眼福(83)“春爛漫(10)!?!”❖21-102❖》

トキワツユクサ(常磐露草) ツ... トキワツユクサ(常磐露草) ツユクサ科(Commelinaceae)
学名:Tradescantia fluminensis Vell.
Tradescantia albiflora Kunth
別名: ノハカタカラクサ(野博多唐草)
伊豆から持ち帰った、紫陽花に花... 伊豆から持ち帰った、紫陽花に花芽が見えた!!今年は花が見れそうだ。
庭の片隅に咲き誇る白色サギゴケ... 庭の片隅に咲き誇る白色サギゴケ群。真ん中に道ができてる。猫ちゃんが通るところだ^^)。
《“花見&観察・・・襍⇔額庭(7)”❖2021/4/11❖》
春ッて感じる我が家の小庭。小さな花が、アチラコチラに。賑やかになった。
暫く前に、帰化植物で園芸種でもあるムスカリも見えたが、寫眞を撮る前に消えた。
タツナミソウやトキワツユクサに夢中で、気がついてみると花が終わっている!?!
野草を注意深く観察すると迷路に迷い込む。厳密に観察するのを止めたくなる。

ツユクサ(常磐露草トキワ);
トキワツユクサは、南米原産でツユクサ科ムラサキツユクサ属の常緑多年草。
観賞用として昭和初期に渡来したが、現在は多くが野生化している帰化植物。
斑入りシロフハカタカラクサ(白斑葉博多唐草、ラデスカンチア・フルミネンシス‘ヴァリエガタ’、
学名:Tradescantia fluminensis 'Variegata')が野生化し斑が消えたとされている。
茎は多肉質で柔らかく、地をはうか斜上し、地面にふれる節から 根をおろし群生する。
葉は、先端が尖った長楕円状卵形をしており上部の葉はなかば茎を抱き全草がほぼ無毛。
普通、梅雨時から夏に開花するとされてきたが、早くも咲き誇り始めた。
ツユクサ(露草)に似た葉を持つ事から名前が付いた由。
先頭の葉腋から花柄を出し3弁花の白花(花径約1.5cm)を1〜3個付け叢で群生する。
雄蕊は6本、それぞれの先端に黄色い葯があり、それを白い花糸が支えている。
雄蕊には多数の長い繊毛が密生していて中央に1本の雌蕊がある。
狭義のノハカタカラクサ(全体にやや小形で、茎や葉柄が赤紫色を帯びる。)のほかに、
ミドリハカタカラクサ(花は小形のものの約2倍の大きさがある)もある。
花の大きさだけでは識別が難しい。これらの花もトキワツユクサ(常磐露草)と一括りしたい。
「令和参年(皇紀2681年)4月11日、記」








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《 眼福(82)“春爛漫(9)!?!”❖21-101❖》

《 眼福(82)“春爛漫(9)...
タツナミソウ属(Scutell... タツナミソウ属(Scutellaria)
タツナミソウ(立浪草) シソ科(Lamiaceae) 学名:Scutellaria indica L.
オカタツナミソウ(岡立波草) シソ科 (Lamiaceae)
学名:Scutellaria brachyspica Nakai et H.Hara
《“花見&観察・・・襍⇔額庭(6)”❖2021/4/10❖》
小庭に小さな花が、幾種類も咲き始めると広い庭と錯覚してしまう。
更に思い込みで花名をも間違ってしまう。しっかりと観察しないといけない。
嬉しい事に次々と野草が顔を見せる。そんな中で見慣れた花が顔を出した。
又顔を見せてくれたか!?!昨年は観た記憶が無いのだが??
つぶさに観察してみると、見過ごした部分があったかと疑問が湧いてきた??
極普通に、タツナミソウとの先入観があった。久し振りに資料を見て・・!?!
思い込みで以前のブログル記載も間違っていたか。しかしながら分からない。
微妙な違い(画像を観て)が・・・自分的には識別は、無理だ。交雑種か。

タツナミソウ(立浪草);
北斎などに描かれる波頭に似ているというのが名前の由来!?!
茎は断面が四角形、赤味を帯び白色の軟毛がみつに開出する。
葉は対生、長さ幅ともに2cm前後の広卵形、基部は心形、縁に鈍い鋸歯がある。
葉の両面に軟毛が多く生え、葉裏には腺点がある。
茎頂に長さ3~8㎝の花穂を出し、青紫色・淡紅紫色の唇形花を同じ方向に多数付ける。
花冠は長さ約2cmの唇形で筒部が長く、基部で急に曲がって直立する。
上唇はかぶと状にふくらむ。下唇は3裂し、内側中部分だけに紫色の斑点がある。
萼は上下の2唇に分かれ、上唇の背に丸い膨らみがある。
花が終わると萼はやや長くなって口を閉じる。
オカタツナミソウ(岡立波草) ;
平地に生えるオカタツナミソウ。 タツナミソウ も同じだ。微妙な違いは資料にあるが、、、?
茎には下向きに曲がった毛が生える。葉は対生し、長さ、1.5~5㎝。
下から上へ葉が次第に小さくならず、上の方で密集し上側の葉が大きくなるのが特徴。
葉の両面に毛があり、葉裏には腺点がある。
花穂はタツナミソウより短く、茎の先に固まって花がつく。花の長さは約2㎝。
下唇は折れ曲がり、弁の斑紋は薄く、ほとんど斑紋がない場合も見られる。
萼は上下2唇に分かれ、大きな円形の上唇が立つ。花後には上下唇は閉じてしまう。
花冠や萼にも腺点や腺毛がある。
部が倒れて這い、茎や葉にビロード状の短毛が密生する。
また、葉の鋸歯が約5対と少なく、葉の長さが約1㎝と小さい。

※1週間、観察したが結論がでない。タツナミソウ属(Scutellaria)とした^^)。※
「令和参年(皇紀2681年)4月10日、記」





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《 眼福(81)“春爛漫(8)!?!”❖21-100❖》

《 眼福(81)“春爛漫(8)...
カタバミ(片喰/傍喰)    ... カタバミ(片喰/傍喰)       カタバミ科(Oxalidaceae)
学名:Oxalis corniculata L.
別名:スイモノグサ(酸物草)
《“花見??・・・襍⇔額庭(5)”❖2021/4/9❖》
カタバミ(片喰/傍喰) ;
繁殖力が強く、いかなる環境にも順応する。種を飛ば力や花期が長いのも特徴的。
葉や茎にシュウ酸が含まれ、葉で金属を磨くと光輝く。山の先輩に教わった。
花名は、 葉が日陰や夜に成ると折りたたんだ様に閉じ一方が欠けて見えることによる。
小さな野草だが、近寄ってよくよく見ると何ともかわいい姿をしている。
茎は根元でよく分枝し下部は地中または地上を這い節々で発根して上部は立ち上がる。
葉は根生し、また茎上では互生して長柄の先にクローバーに似た3枚の小葉をつける。
小葉は幅約1cmの扁倒卵形で先端がへこみ、裏と縁(へり)に毛がある。
葉は、昼は開き夜になると裏を外側にして二つに折る(クローバーは表を外側に折る)。
葉の脇から長い花柄を伸ばし、ほぼ散形に1~8個の黄色い花をつける。
花は小さく、径約8~10mm。花弁は長さ4~8㎜。萼片5枚、花弁5枚。
雄蕊は、長いものと短いものが5本ずつある。 雌蕊の花柱は5本である。
葉の脇から長い花柄を伸ばし、黄色い小さな5弁花をつける。
「令和参年(皇紀2681年)4月9日、記」



















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《 眼福(80)“春爛漫(7)!?!”❖21-99❖》

《 眼福(80)“春爛漫(7)...
ムラサキカタバミ(紫片喰・紫酢... ムラサキカタバミ(紫片喰・紫酢漿草) カタバミ科 (Oxalidaceae)
学名:Oxalis corymbosa DC. ,Oxalis martiana Zucc.
Oxalis debilis Kunth var. corymbosa (DC.)Lourteig
《“花見??・・・襍⇔額庭(3+1)”❖2021/4/7❖》
ムラサキカタバミ(紫片喰・紫酢漿草);
江戸末期に観賞用として移入され野生化した。栽培種であり帰化植物(南アメリカ原産)。
実はつかず、地下に有毛の褐色の鱗茎があり周りに小さな鱗茎が群がってつき増える。
葉はすべて根生し幅2~4㎝のハート形の3小葉で葉柄は5〜15cmの掌状複葉。
小葉は倒心形で幅2〜4.5cm毛はなく裏面の葉縁近くに橙色の微細な小点がある。
(この橙黄色の微細な小点をシュウ酸塩堆積物 oxalate depositsと称している )
花茎は葉より高くぬき出て、高さ30cm内外となり、先端に散形花序に数花をつける。
花は直径約2㎝、淡紫紅色(ピンク)。英名では、ライラック(明るい紫色)の如く薄い色。
花弁は5枚、幅は狭く基部に濃い条線が見える。雄蕊10個、5個が長く、5個が短い。
葯の色は白色。雌蕊の柱頭は5個、緑色。萼片は長楕円形で、先に2個の腺点がある。
この草は、もっぱら鱗茎による栄養繁殖をおこない、結実しない。
良く似た「イモカタバミ」は葯が黄色。ベニカタバミは、葉が小さく、花を2〜3個付ける。
※今年、この花が咲いたすぐ近くに数年前、イモカタバミが咲いていた。今年な無い?※
「令和参年(皇紀2681年)4月8日、記」







#植物

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