四月はじめ、泉の森に見慣れた花々がいきいきと魅せた花々。
環境が合ったのか昨年に比べ群落・お花畑が広がった。
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ヤマブキソウ(山吹草);
花が ヤマブキ 似で名前が付いた。だがヤマブキは花弁5枚、ヤマブキソウは4枚。
落葉樹林やまばらな常緑樹林の中や縁など、比較的明るい場所に見られる植物。
群落形成することが多く、単体で見ることは少ない。野生は、減少しているようだ。
地下に球根(根塊)ができ、春に芽吹き、小葉が3枚集まって一枚の葉(三出葉)となる。
縁にギザギザが見られ、葉や茎を切ると黄色い汁が出る。
花径3cm~4cmで花びらは4枚、色は明るい黄色。群落を見ると壮観だ。
葉の姿も多様で、その形でヤマブキソウ、ホソバヤマブキソウ、セリバヤマブキソウ!!
色々あるあるが、セリバヤマブキソウは細い葉が細かく切れ込む鑑賞価値の高い種。
ケシ科クサノオウ属に分類されていたが、現在は独立したケシ科ヤマブキソウ属。
神奈川では小仏山地、相模原台地の落葉樹林内や林縁、段丘崖下に野生種が実在。
それらの地等で盗掘がおびただしく、「神奈川RDB」で絶滅危惧Ⅱ類に指定されている。
「令和参年(皇紀2681年)4月17日、記」