春ッて感じる我が家の小庭。小さな花が、アチラコチラに。賑やかになった。
暫く前に、帰化植物で園芸種でもあるムスカリも見えたが、寫眞を撮る前に消えた。
タツナミソウやトキワツユクサに夢中で、気がついてみると花が終わっている!?!
野草を注意深く観察すると迷路に迷い込む。厳密に観察するのを止めたくなる。
ツユクサ(常磐露草トキワ);
トキワツユクサは、南米原産でツユクサ科ムラサキツユクサ属の常緑多年草。
観賞用として昭和初期に渡来したが、現在は多くが野生化している帰化植物。
斑入りシロフハカタカラクサ(白斑葉博多唐草、ラデスカンチア・フルミネンシス‘ヴァリエガタ’、
学名:Tradescantia fluminensis 'Variegata')が野生化し斑が消えたとされている。
茎は多肉質で柔らかく、地をはうか斜上し、地面にふれる節から 根をおろし群生する。
葉は、先端が尖った長楕円状卵形をしており上部の葉はなかば茎を抱き全草がほぼ無毛。
普通、梅雨時から夏に開花するとされてきたが、早くも咲き誇り始めた。
ツユクサ(露草)に似た葉を持つ事から名前が付いた由。
先頭の葉腋から花柄を出し3弁花の白花(花径約1.5cm)を1〜3個付け叢で群生する。
雄蕊は6本、それぞれの先端に黄色い葯があり、それを白い花糸が支えている。
雄蕊には多数の長い繊毛が密生していて中央に1本の雌蕊がある。
狭義のノハカタカラクサ(全体にやや小形で、茎や葉柄が赤紫色を帯びる。)のほかに、
ミドリハカタカラクサ(花は小形のものの約2倍の大きさがある)もある。
花の大きさだけでは識別が難しい。これらの花もトキワツユクサ(常磐露草)と一括りしたい。
「令和参年(皇紀2681年)4月11日、記」