“春一番!!・仏の座”《襍感・/・野華‘17-01》

ホトケノザ(仏の座) シソ科(... ホトケノザ(仏の座) シソ科(Lamiaceae/Labiatae)
学名:Lamium amplexicaule L.
別名:サンカイグサ(三階草)

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

春の七草「ほとけのざ」と同名だが、葉が仏の蓮華座を思わせる事で付いた名。
畑の中や周りに、絨毯をしきつめたように群生する。
ヒメオドリコソウによく似るが、蓮華座は、花の向きが上向き。
ホトケノザは秋に芽吹き、ロゼットで冬を越す。
ロゼット、根から直接葉を出して広げるさまを意味する。
陽に暖められた熱を摂取する仕組みで、日本語では根生葉と呼んでいる。
ロゼットの語源は、バラの花を上から見た形を意味している。
別名三界草(さんがいぐさ)と呼ぶ。階層状の葉っぱと花である故。
2がつ頃から開花し始め5月末頃まで、と花期は長い。
半円形の葉が、茎を取り囲んでつく様子を蓮華座(れんげざ)に見立てた。
春の七草の一つ“ほとけのざ”は、キク科の「田平子」(たびらこ)を指す。
海岸から山の上まで、開けた辺りあちこちで見かける。
畑をピンクに彩るのは、ホトケノザとかヒメオドリコソウだ。
「セリ ナズナ オギョウ ハコベラ ホトケノザ スズナ スズシロ これぞ七草」
有名な源氏物語の注釈書「河海抄」の中に上の記述が在る。
平安時代から食べられている若菜についての記載があり、中に春の七草の記述がある。
ただし、和歌の構成にして「これぞ七草」としたのは後世の人である。
この「河海抄」の中のホトケノザを現代のホトケノザと思ってしまうが、
実際に料理して食べてみた学者もあり、全く食用にならないと説明している。
それ故に春の七草「ホトケノザ」は、タビラコを指すとするのが一般的である。
早春、赤紫の小さく可愛い花を付け、青色のオオイヌノフグリ共々早春の散歩道を彩る。
この花は、したたかな生存戦略を持つ。他家受粉の開放花と自家受粉の閉鎖花を同時に持ち、
種の先にアリが好む成分(エライオソーム)を付けアリに種を運ばせる機能を持つ。
自然界の妙だが繁殖の為の手段にはおそれいる驚かされる。
葉が仏座に似、又、花が段々に咲く為サンカイグサ(三階草)とも呼ばれる。
往古に西欧から渡来した帰化植物と考えられている。
四角い茎と唇形花を持ち、シソ科の特徴をよく表す。又、強い繁殖機能に驚かされる。
※  ※  ※  ※

今年の“春一番(強風)”が吹いた前後、色々な事象があった。
国内外の諸問題。そして猛毒の神経剤VXを用いた殺人事件。
これらを思うと、国会審議に呆れる!!
言葉尻りを捉えて、事の本質に迫らない、否、蔑ろにしてはいまいか!?!
時世は、動き、対応・予防措置が最優先されてしかるべきだ。



「大磯町国府本郷付近で出会った華」

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“季節の花・寒木瓜”《襍感・/・点描‘17-07》

カンボケ(寒木瓜) バラ科(R... カンボケ(寒木瓜) バラ科(Rosaceae)
学名:Chaenomeles speciosa
別名:ヒボケ(緋木瓜)
白花木瓜も見応えがある。 美し... 白花木瓜も見応えがある。
美しい物には、棘がある!?!

花の少ないこの季節、生け垣に見る赤・白の花は、通行人に安らぎを与えてくれる。
ボケは、沢山の園芸品種があるし秋には香りのいい実をつけ、楽しませてもくれる。
椿や早咲桜の影に隠れがちだが、バラ属の特徴を持った可愛い花である。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
カンボケ(寒木瓜)
花が秋から冬に咲くことから「寒木瓜」の名が付くが、
春になるとさらに咲く花が増え、葉も出揃う。
新宿御苑ではヒボケ(緋木瓜)の名前が用いられている。
緋色とは「炎のような色」という意味で、英語ではスカーレットか。
ツバキ程ではないが、2~30本の雄蕊が束になるし、花もツバキより小さい。
黄色く熟したボケの実は、ジャムや果実酒になるらしい。
江戸時代より多くの園芸種が作り出され、現在では200種を超えるという。
漢字で「木瓜」と書く様に実が瓜に似てる。それ故に木瓜(もっけ)が訛って「ぼけ」。
ボケ(木瓜)の花言葉に『妖精の輝き』とあるが由來は不明。
日当たり・水はけ・水もちのよい場所を好むといわれるが、日陰でもしっかりと花をつける。
育てるに容易だが、病害虫の被害にあうことが多いが、葉が枯れても株自体は枯れない。
我が家では、樹形が暴れやすい・トゲが鋭い等で、裏庭の垣根として鎮座している。
薔薇に比べ和風な雰囲気があって好きな花だ。
※  ※  ※  ※

国際情勢を傍観していると、自国ファースト、自分ファーストが目につく。
「和」の精神。日本のあるべき姿と言えようか。
我が国の立ち位置として相手を思い遣った対応・対処は何かを模索したい。
だが、余りにも「自国ファースト、自分ファースト」が強く議論が咬み合わない。
妥協ではなく、真摯な議論の積み重ねが必要と痛感する。
ここ数週間に出会った異国人との個人レベルでもこうだ。
ましてや国と国、国際複数国家間での議論は、複雑と推察する。
一庶民・国民として時の動向を冷静に観ている必要は、あるだろう。
今の時代、報道機関のあり方は、各社の主張であって、客観的事実報道ではない。
幸い、全世界の様々な報道が、ネットを介して見ることができる。
それを見て、分析・判断するのは、個々人だ。表層面だけ見ての右往左往は、やめよう。
世界情勢は、刻一刻と変化している。それをしっかりと見極めねば、、大変な時代って思う。

「2月15日/鎌倉材木座」

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“降雪の後//建国記念日”《凡声・/・叛逆のろれつ‘17-04》

先週末の雪、色々な所で降雪被害... 先週末の雪、色々な所で降雪被害が出た。
お見舞い申し上げます。
住まいいる我が地は、安泰だった。
そんな折、日本の外交で新たな幕上げがあった。
良き方向に向かうことを切望したい。


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
2月11日は、「建国記念の日」。1967年(昭和42年)から実施された国民の祝日。
我々年代では、「紀元節」と奉祝されてきた戦前の表現が先に出てくる。
建国の日ではなく、建国を記念する日としたのは紀元節の語感を払拭するために由!!
「建国をしのび、国を愛する心を養う」という趣旨。

国民一人一人が、古きからの先人の努力に思いをはせ、さらなる国の発展を願う祝日。
四季折々の豊かな自然に恵まれ長い歴史を以って日本固有の文化や伝統を育んできた。
五穀豊穣(ほうじょう)を祈り、田畑をともに耕し、水を分かち合い、
乏しきは補い合い、人々が共に手を携え助け合う、質実な社会を築いてきた。
知恵と創意工夫、自然に向き合い、自然との調和を図って、農耕的「和」の感覚だった。
科学技術の発展を進め、さまざまな分野において人類の営みにも貢献し始めている。
長い歴史の中で、わが国は、幾度となく、大きな困難や過酷な試練に直面したが、
その都度、先人達は、勇気と希望をもって立ち上がり、
たゆまぬ努力により平和で豊かな国を築き上げ、自由と民主主義を守り、人権を尊重し、
法を貴ぶ国柄を育て国民一人一人のたゆまぬ努力の礎の上に、今日のわが国の発展がある。
私たち今を生きる世代には、こうした先人たちの足跡の重みをかみしめ、
困難な課題に対しても未来志向で乗り越えていく努力を積み重ねながら、
この尊い平和と繁栄を次の世代に引き継いでいく。
日本、そして世界の平和と繁栄のために能う限りの力を尽くしていく大きな責任があるだろう。
伝統を守り、同時に、変化を恐れずより良い未来を切り拓く。。。
「建国記念の日」を迎えるに当たり、私はその決意を新たにしております。
以上、為政者の弁を抜粋引用させて頂いた。

そんな折、我が国にとって新たな国際関係の幕上げ的なことがあった。
安倍晋三首相は、トランプ米大統領と会談、共同記者会見で日米同盟強化の決意を表明した。
仔細は、置いて、新たな日本の立ち位置を世界に発信出来た事は喜ばしい事だ。
折しも日本では「建国記念の日」であった。感慨深い出来事だ。
半世紀前の60年・70年安保闘争を肌身で感じていた僕にとっては、時の流を痛感する。
そして、表面的事象に流されず深慮・慎重に粛々と外交を進めて頂きたい。
昨今の隣接国の処方を危惧するものとしては、身内的沖縄が気にかかる。
若いころよりしってる、八重山・石垣諸島が心配だ。
沖縄本島の事は聞こえてくるが、沖縄の首長が、八重山・石垣諸島を言及しないのは???
異国の大統領が、領土問題に触れているのに、県下の事を表明しない首長ってなんだ、と思う。
改めて、尖閣列島は日本の領土と、資料等を調べ思う。今年は、憲法を深慮する年と感じる。
※  ※  ※  ※


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“節分・立春”《襍感・/・点描‘17-06》

サクラソウ(桜草) サクラソウ... サクラソウ(桜草) サクラソウ科(Primulaceae)
学名:Primura sieboldii E.Morr.
別名: ニホンサクラソウ(日本桜草)
紅白しぼり??(園芸種) 紅白しぼり??(園芸種)

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 節分(せつぶん)二月三日は、立春の前の日を表す言葉。
立春・立夏・立秋・立冬の前の日のことを指す。
旧暦では立春の頃が一年の始めとされ、最も重要視されていた。
(旧暦の元日は立春の頃で、立春の日とは限らない。)
立春を新年とすると、節分は大晦日にあたる。
それ故か、節分のことを「年越し」という地方が在る由。
又、節分に行われる豆まきは、宮中行事の追儺(ついな)と
寺社が邪気を祓うために節分に行う豆打ちの儀式が合わさったものらしい。
豆まきの時「鬼は外。福は内」と唱えるのが一般的か!!
観音様の前に鬼はいないということから「千秋万歳福は内(せんしゅうばんざいふくはうち)」、
とか、「鬼は外」と唱えない寺・神社・地域がある。
豆まき、炒った豆を神棚にお供えした後、その豆を年男が「鬼は外、福は内」と大声で唱え撒く。
家庭では、一家の主がまき、災いを追い払う。
蒔き終わったら、そのまいた豆を年の数(または年の数+1)だけ食べ、1年の無病息災を願う。
追儺(ついな);
文武天皇の頃に中国から伝えられたといわれている宮中行事。
弓矢などで悪鬼・疫癘(えきれい)などを追い払う行事のことで、
平安時代は、陰陽師たちにより宮中において大晦日に行われていた。
江戸時代になって「豆まき」として庶民に広まった。
そして、立春(りっしゅん)・・・はるの気たつをもってなり
立春は、2月4日頃。および雨水までの期間。
旧暦ではこの日が、1年の始めとされており、決まり事や季節の節目はこの日が起点となる。
八十八夜、二百十日、二百二十日も立春から数える。
冬至と春分の真ん中で、まだまだ寒いが、暦の上では旧冬と新春の境い目でこの日から春になる。
梅の花が咲き始め、徐々に暖かくなり、春の始まりとなる。
立春の早朝、禅寺では、入口に「立春大吉」と書いた紙札を貼る習慣がある。
厄除けとして、家の鬼門にこの紙札を貼ることもあった。
「寒中見舞い」は立春の前日まで。以降は「余寒見舞い」(2月下旬頃まで)と称している。
「立春大吉」の文字が左右対称で縁起が良く、一年間災難にあわないといわれている。
年によっては、旧暦の正月の前に立春を迎えることがあり、これを年内立春といい、
立春が旧暦の正月(旧正月)以降に来る場合は新年立春という。
旧暦の元日=立春の日ではない。

こんな季節、節目の頃に顔を見せる花、サクラソウ(桜草)。
別名をニホンサクラソウ(日本桜草)という。
花弁5枚が一般的、花の色、形がサクラに似る多年草。
家庭で良く見るのは、プリムラという園芸種のセイヨウサクラソウ。
サクラソウは、日本各地に自生していた野草。
だが園芸品種が多く、日本固有の園芸品種もある。
全体に白色の軟毛が多い。葉は根生し、惰円形でしわが多い。
葉縁は浅く切れ込み、長い葉柄がある。
花は淡紅色、花冠は基部が細い筒形、先が深く5裂して平開しさらに先が2裂する。
雄しべが長いもの、短いものの2タイプある。
花期は、4~5月が一般的だが野草は2がつころから咲き始める。
日本では四国を除く各地に自生が見られるようだ。
土地開発等で絶滅危惧Ⅱ類(VU)、東京では絶滅、埼玉県では絶滅危惧ⅠA類(CR)。
埼玉県ないの荒川河川敷(田島が原)の大群落は、国の天然記念物に指定されている。
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“梅~写真展”《襍感・/・点描‘17-05》

植物名:ウメ(梅)  バラ科(... 植物名:ウメ(梅)  バラ科(Rosaceae)
学名:Prunus mume Sieb. & Zucc.
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身辺を歩いていてあちこちで見かけるようになった梅の花。
ウメ(梅)は、落葉小高木だが高さ10mにもなるものもある。
幹は黒っぽく裂け目があり樹皮は硬い。野生品種が九州にあるとか。
奈良時代以前に中国文化渡来とともにやってきた樹とされている。
1214(健保2)年、栄西禅師が『喫茶養生記』で茶の効能を説いている。
梅を用いた表現にも趣ある言葉が!!

塩梅(あんばい)、酸味と塩味で料理の味を引き立てるという意味合い。
料理用語で使われていたのが、最近は政治用語等で使われてもいる。
とても具合のよいことを「いい塩梅」と言っている。

梅木学問!! 梅の木は、成長は早いが、大木にはならない。
にわか仕込みで不確実な学問のことを指す表現だ。

梅は百花の魁(さきがけ);
年の初め梅があらゆる花の先頭を切って咲き、春を告げること。

梅田椎麦(うめだしいむぎ);
ウメの実の多い年はイネが豊作で、シイの実の多い年はムギが豊作。
梅田枇杷麦(うめだびわむぎ)
ウメの実の多い年はイネが豊作で、ビワの実の多い年はムギが豊作。
*  *  *  *  *
こんな事を思い浮かべて公園で梅の花を眺めていた。
昨今、公園等で三脚に超望遠レンズを付けた方々を良く見かける。
鳥を狙っているようだが、この光景、スポーツ写真現場に似ている。
デジカメ技術の進歩は、目覚ましい。お陰でこんな光景も見れるのか??
公園のベンチでお弁当を広げ少し先のカメラマン集団を眺めていると、
被写体を待っているのだろう、雑談に花がさいているように観えた。

昔、花の写真(野や山岳)を撮っておられたプロに同行させて頂けた。
更には、社寺、とりわけ仏像写真を撮っておられた方の撮影現場も見た。
お二方ともに、構図を決めると、一瞬を待っている。
微動だにせず、凝視していた。その形相たるや!!
あまりの凄さ・迫力に後ずさりしたのを覚えている。

先般、箱根の彫刻の森美術館で彫刻群を撮った“篠山紀信”さん。
そのインタビュー記事を読んだ。
『昔、土門拳さんに「篠山君、仏像は走っているんだよ!」と言われたことがある。
「パァーッと追いかけてつかまえるんだよ」と。
何なのかなぁと初めは思ったけど、確かにそうなんですよ。
仏像が・・・お堂の前に敷き詰めた白石に光が反射して仏像の顔に当たる。
雲がふっと陰れば仏像の顔も陰る。一瞬一瞬よく見たら止まっているものなんてないんです。』

箱根かぁ~~~!見てみたいって思った。土門拳師のお姿が眼前に迫ってくる。
記事を読んでいて、エロチシズムを追求していた“鬼才・篠山紀信”の展覧会がみたくなった。
箱根・・・一寸遠い、って思ったら横浜で展覧会が開催中、観に出かけた。
先のインタビュー記事に、こんな文面も!!
「美術館の敷地内にはたくさんの彫刻があるけれど、
今回は自分がエロスを感じた作品のみを撮り下ろした。
それにしても、彫刻ならオッパイや性器が見えていてもいいわけでしょ。
芸術だから。怪しいよね、芸術って。」
こんな言葉を頭に入れて、横浜の展覧会を訪れてみると。。。!
迫力は、あった。華麗でもあったが、全くエロさ!?!がなかった。
集大成なんだろうが、鬼才的なものも展示して欲しかった。
やっぱり、箱根に行かねば・・・!

昭和時代の代表的写真家、木村伊兵衛・土門拳。未だに斬新に映る。
そして、世界に冠たる米国の写真家“ウィリアム・ユージン・スミス”。
木村伊兵衛は浅い被写界深度でソフトに撮る。ポートレートの名手。
愛用の「ライカ」、「ライカの神様」と謳われていた。
一方の土門拳は、深い被写界深度で鮮明に映し出す手法を得意とした。
作品集「古寺巡礼」は、その極地。
木村伊兵衛の人物写真、静物を躍動感あふれる姿で魅せた土門拳。
そしてもう一方、フォトエッセイ的に、更には報道写真的に!!
水俣病を撮り続け世に知らしめた凄い写真家、W・ユージン・スミス。
(以上敬称略)
これらお三方、皆、報道写真家でもあった。

没個性的で、今の写真家の写真展を見なくなったが、箱根には行かねば!!
写真展を拝し、隠れ家的山のコーヒー屋さんでお茶しに行くか^^)。
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“新米国大統領その他諸々”《凡声・/・叛逆のろれつ‘17-03》

夜明け!!か・・・暗黒到来!?... 夜明け!!か・・・暗黒到来!?!か。。。  


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
1月20日正午(日本時間21日午前2時)、
ドナルド・トランプ氏は就任式で宣誓と演説を行い、正式に第45代米大統領に就任した。
「We Will Make America Great Again」・・声高らかに。
この1週間で、選挙公約していた項目を大統領令として署名した。
だからと言って、この大統領令が全て施行・・実行されるわけではあるまい。
独裁国ではないことを根底に置き議会制民主主義の真髄を見せて欲しい。
色々物議を醸しているが、政権・・マスメディアのあり方問題も変貌していくのではないか。
仔細は、言うまい。暫くは様子見をする余裕を持ちたいものだ。
夜明け!!・・・暗黒到来!?!  庶民がざれごとを言っても仕方ないが、、、。
世界が変化しつつあるのは、間違いない。ノー天気だが、明るい希望が観えた気がする。

日本・・日本人も機転を以って、過去からの流れを踏まえて真摯に進む時だ。
関心ある分野的に法律改正、根本的な「憲法論」検討を期待したい。

以上のようなことを思っていたら、17日のウォールストリート・ジャーナル紙に、
トランプ政権の国務副長官候補にあがっているジョン・ボルトン元米国連大使が、
斬新な論考を寄稿、台湾に再び米軍基地を設置、沖縄の戦力の一部を移そうという内容。
在日米軍基地の地政学上有利な位置にある沖縄だが、台湾は沖縄と同等か、それ以上の地政学的価値がある。
ボルトン氏の提言、沖縄の基地負担軽減と南シナ海や尖閣諸島周辺での安全保障警備に効果的牽制力を持つ。
「最低でも県外」を言っておられた事を通り越し、国外移転ではないか!?!
沖縄県知事の見解は、如何に。未だ出てこない見解・・・沖縄は、どうなっているのだろう、不可思議だ。
*     *     *     *     *
以上の事とは全く関係のないことだが、bloguruの表紙について要望したいことがある。
表紙には、ブログルおすすめブロガー、 最新記事、トップブロガー、人気記事ランキング、と順に表示。
これらの記事には、記事内容の先頭部分も見える。したがって最新記事が、以前に比べ表示時間が短くなった。
色々な掲載事項は大切だと思う、がbloguruの新人さんや久しぶりの投稿者を見過ごしてしまう。
友だち登録をしていない方のブログを拝する機会は極端に少なくなった。
トップブロガー、人気記事ランキング項目は、脇にべた掲載(1行掲載)でよいと思う。
1日に1ど見るか否か程度のブロガーでは、新人や最近のブロガー動向はわからない。
掲載方法を改良してほしい。たってのお願いごとです。検討よろしくお願い申し上げますm(._.)m。
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“豪快に映る花・藪椿”《襍観・/・点描‘17-04》

ヤブツバキ(藪椿) ツバキ科(... ヤブツバキ(藪椿) ツバキ科(Theaceae)
学名:Camellia japonica L. var. japonica
別名:ヤマツバキ(山椿)、ツバキ(椿)


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

ヤブツバキは、花芽がいい。この花芽は、「かが」とも呼ばれ蕾になる前の状態。
野生種をヤブツバキと呼び、これから改良された園芸種をツバキと呼び区別する。
海岸近くに多いが内陸でも見かける。又、数は少ないが白花も在り白藪椿と呼ばれる。
日本海側に育つユキツバキも、日本のツバキの原種の一つ。
ツバキ名の由來は、葉が厚いとか艶があることで「厚葉木」「艶葉木」が訛ったとある。
高さ約5m程の常緑高木で離弁花、赤色の花をつける。
花に鳥達が蜜を求めてやって来る。葉は厚く光沢があり、縁に小さな鋸歯がある。
花は一番乾燥した頃に開くため、葉が厚くツヤツヤしている。
果実が厚い皮に覆われ固い、種子も固い種皮で覆われていること等は、乾燥に耐える工夫。
日本固有種で野生種は、本州・四国・九州・沖縄、冬に乾燥する地域でよく見られる。
種子を絞ってツバキ油を採ったり、観賞木とされてきた。
藪に生え、葉につやがあることから「艶葉木」に由来するとか。
花は11月末頃から見られるが、開花が盛んになるのは1月末頃から。
花は直径5~7cmの5弁花。雄しべは多数で花糸が中間部で合着して筒状になる。
雄しべの基部は花弁と合着、花も筒状で離弁花であっても合弁花のように咲いたままの形で落ちる。
花の蜜が多く花筒の底に蜜がたまる。子供の頃、花を取って吸った思い出がある。
サザンカの花は花弁が平開し、雄しべの基部だけが合着し、筒状にならない。
それ故、花後に花弁がバラバラに落ち、雄しべがあとから落ちる。
日本では、縄文時代から生活材として用いられており鳥浜貝塚で石斧の柄や櫛が出土している。
『万葉集』巻12/3101には、
紫は 灰指す物ぞ 海石榴市(つばいち)の 八十(やそ)の街(ちまた)に あひし児(こ)や誰(たれ)
とあり、当時ツバキの灰をムラサキの根で紫色を染めるときの媒染材として用いたことが知られる。 
またツバキは庭にも植えられた。
あしひきの やつお(八峰)のつばき(都婆吉) つらつらに み(見)ともあ(飽)かめや う(植)ゑてけるきみ
(20/4481,大伴家持が大原真人今城の宅に宴して「植えたる椿に属(つ)けて作れり」)
江戸時代には、一般にヤブツバキの栽培が広がり、多くの観賞用品種が作られた。
安楽庵策伝『百椿集』(1630)には100、伊藤伊兵衛『花壇地錦抄』(1695)には229、
『椿花図譜』(元禄(1688-1704)年間)には600以上の、品種が載る。
 
*  *  *  *  * 
「大寒」の頃、落ちたやぶ椿の花弁を縁側にかざって、お汁粉を食べるのが楽しみだった。
昭和30年代、火鉢や堀炬燵で暖を取るのが普通のことだった。
炭火を遊ばせる事なく、時間をかけてコトコト煮物をする。それが晩ご飯のご馳走に。
又、小豆を煮て、鏡割りの残り餅を焼いて作った汁粉がおやつでもあった。
親子の会話;
乾燥豆は種類によって煮方が違うと教えられた。
白餡の原料白インゲンや大豆、えんどう豆は水につけ十分に吸水させてから本格的に煮る。
が、小豆や大角豆、大正金時やとら豆、うずら豆は、下煮するだけで柔らかくなる、と。
でも小豆が柔らかく煮えるまでは30~40分はかかる。火鉢を囲んでの会話を持ったものだ。
我が母の郷里は北海道(函館)、戦後の昭和20年代から豆類・芋類が、親戚より届いた。
母の話によれば、自家の畑で採れた豆の中から種子用豆を選ぶのが冬の間の大切な仕事だったとか。
豆類の栽培歴史は古く永禄5年(1562)頃には函館・旧渡島国で五穀栽培の記録がある由。
渡島国の松前藩は、その頃すでにアイヌ交易を行なっていた由。
アイヌの人達にとっては迷惑なことだったとも聞いたことがある(伯父は郷土史家)。
開拓とは、原住民との間で軋轢もあった、と感慨をもつ。
アイヌの人たちが守り伝えてきた豊かな大地をもっと大切にすべきと、脳裏をよぎる。

「鎌倉市稲村ヶ崎2017/1/19」
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“野の小花・蚤の衾”《襍観・/・点描‘17-03》

ノミノフスマ(蚤の衾) ナデシ... ノミノフスマ(蚤の衾) ナデシコ科(Caryophyllaceae)
学名:Stellaria alsine Grimm var. undulata (Thunb.) Ohwi
英名:bog chickweed, bog st
“野の小花・蚤の衾”《襍観・/...

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この時期、野山で花と出会えない。が小さな花が咲き始めてきた。
ノミノフスマ(蚤の衾);
ハコベと同属の野草でそっくりだが花も葉もずっと小さい。
公園等に極普通に観られるが小さいこともあり、目に留まらない。
フスマ(衾)とは布団のことで、この小さな葉を蚤の掛け布団に見立てた名前。
ノミノツヅリと名前も花も似るが、ノミノフスマの花びらは2つに分かれない。
茎は細く、無毛、紫色を帯び、株立ちする。全体に無毛。
葉は対生、粉白色を帯び無毛、無柄。花序の苞は葉より小さく、膜質。
花は直径5~12mm(実測の花)。花弁は白色、5個の花弁が基部まで裂け10個の花弁に見える。
雄しべ5~7個。萼片は縁が狭い膜状で先が鋭く尖る。
普通、花弁より明らかに短く、特に花が大きい場合は差が大きくなる。
花が小さい場合は萼片の長さが花弁よりやや長くなることもある。
ミドリハコベ、コハコベ、ウシハコベは茎や萼片などに毛があり、下部の葉に柄がある。
小さくてよく似たノミノツヅリは短毛が生え、花弁が5個で裂けない。

今年は、早々と花を見せてくれた。例年2月に入って花を見せるのだが!!

「神奈川県大和市・泉の森2017/1/15」
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“温室の花”《襍観・/・点描‘17-02》

ウナヅキヒメフヨウ(頷き姫芙蓉... ウナヅキヒメフヨウ(頷き姫芙蓉) アオイ科(Malvaceae)
学名:Malvaviscus arboreus var. mexicanus Schlechtend.
別名:タイリンヒメフヨウ、タイワンヒメフヨウ、スリーピングハイビスカス
ウナヅキヒメフヨウ(頷き姫芙蓉... ウナヅキヒメフヨウ(頷き姫芙蓉)・・拡大画像。


※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
ウナヅキヒメフヨウ(頷き姫芙蓉);
熱帯アメリカ原産で日本では九州南部~沖縄に自然植生している低木。
この季節野外では中々花に出会わないが、温室ではいろいろな花が顔をみせる。
花弁は、5枚だがこれ以上花びらは開かず閉じたままである。
外に突き出した雄蕊、花弁に隠れて見えない雌しべは、雄しべのすぐ下にある。
同属のヒメフヨウ は、花が上向きに咲くが、
この花は、蕾の時は上向き、徐々に下向きになることからウナヅキ(頷き)と名付けられた。

「神奈川県立フラワーセンター大船植物園」
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“大陸からの到来物”《襍感・/・叛逆のろれつ‘17-02》

“大陸からの到来物”《襍感・/...


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鏡開きの日に思うm(._.)m(^з^)。
大陸文化の影響と伝来、今何処???
太古の日本列島には大陸文化が波状的に伝来、今もその名残が至る所に残っている。
身近には独楽や狛犬。百済観音という飛鳥時代の仏様が法隆寺に居られます。
そしてほかにも、唐・漢・韓・高句麗・高麗(こま・こうらい)・百済、新羅など、
それらからの影響を受けて名付けられた地名や名称がたくさん存在している。
日本は大陸文化を糧に独自の文化を創造し発展してきたのは間違いない。
赤い小豆を食べるという習慣も大陸文化とつながるのか!?!そんなことを思う。
1月7日の七草粥に小豆を入れる、11日の鏡割にはお汁粉を食べ、16日には小豆粥を食べる。
お彼岸のボタモチ、更には、客をもてなす時は、必ず赤飯を炊く。祝い事にも赤飯を添える。

関心を以って日々接している植物たち。原産地が大陸という植物、その多さに驚く。
裏山にある孟宗竹も中国三国時代の呉の國のに孟宗なる御仁に由来している由。
その時代前までは、江南竹と呼ばれていた。江南は、温かい南地方に位置する。
日本への渡来は、元文元(1736)年に琉球を経て鹿児島に植栽されたが初。
今では全国各地で極普通に見られるが、渡来して300年足らずで広がった!!
孟宗竹が渡来する前の日本の竹の代表格は、まだけ(真竹)だろう。
このまだけにしても日本原産ではなく中国からの到来物だ。
孟宗竹・真竹、どちらも筍として食している。異なった味でともに美味しい。

昨今の隣接民族との軋轢は、いかんともしがたい。
激昂だけが目につく。幻の未知なる植物を求めて大陸をさまよいたい気分ではない、が。。。
「咲くも無心 散るも無心 花は嘆かず 今を生きる」かような精神でありたい。

履年を迎え、己の歳も節目の年、今年こそは、何かをひとつ習得したいものだ。
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