経営会議の「ありたい姿」とは?

経営会議の「ありたい姿」とは?
経営会議の「ありたい姿」とは?
こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。



顧問契約を先日結んだクライアント企業の月次「経営会議」に参加してきました。



まだ若い会社ということもあり、参加される経営観幹は社長も含めて6人ほど。こじんまりとした感じでした。



今日はこのブログ上で、その会議での経営幹部のやり取りを見ながら、私が感じた点・改善したい点を挙げたいと思います。



もちろん、これらのポイントは機会を捉えてクライアント企業の社長さん及び、社長を支える室長さんには伝えようと考えています。





今日の章立て

1.そもそも「経営会議」は何のため?

2.グランドルール

3.参加メンバーの貢献意識と会議の成果物

4.議論するテーマの具体例





1.そもそも「経営会議」は何のため?



会議の目的は色々と想定されますが、このクライアントの場合は大きく分けて「情報共有」と「議論と意思決定」の二つだと思います。

(1)情報共有

(2)議論と意思決定



一回の月次経営会議で上記二つが時間的な観点で可能なのか?という疑問はあります。しかし、会議の目的・ゴールは明確にすることが出発点ですね。



私の提案としては、経営幹部同士の横のコミュニケーション頻度を上げるという観点でも、以下のように考えます。



①経営会議は、月二回の開催とし、それぞれの目的を明確に分ける。



②うち一回は、月次業績などの事業進捗や顧客・市場動向に関する「情報共有」の場。



③もう一回は、抱える経営課題の「検討・議論、及び意思決定」の場。





2.グランドルール



まだまだ歴史が浅く、発展途上な会社であることから、若い経営幹部からの異なる発想も含めて、ざっくばらんに意見が出るような環境づくりが重要だと感じます。



いわゆる「心理的安全性」の確保です。それを前提にすると、ルールとしては以下のような項目が考えられます。



(1)他人の意見や感想を尊重する

(2)参画意識を持って、思ったこと・感じたことを素直に口にする

(3)時間厳守(開始時刻と終了時刻)

(4)どうしても退席・退出する場合はきちんと断ってから(最低のマナー)





3.参加メンバーの貢献意識と会議の成果物



「貢献と言われても、社長が招集している会議だから...」という声が経営幹部から上がりそうです。しかし、そもそもが社長のための会議ではない、自分たちのための会議だ、という意識付けが重要です。



この意識付けを行動で引き出すためには、参加メンバー一人一人の会議内での「役割」を明確にしたいです。そのための工夫として、アイディアを挙げるとすると以下の通りです。



(1)参加者一人一人が自分の業務担当について報告する機会を作る



(2)自分が今抱えている課題やお困りごとを話し、メンバー全員で解決策を考える



(3)司会や議事録は持ち回りで実施する





4.議論するテーマの具体例



実はある経営幹部から、どういうテーマで議論したら良いのか教えて欲しい、との要望を頂きました。そこで、この場でブレインストーミング的に取り敢えず挙げてみようと思います。



(1)典型的なテーマ



①月次業績報告(予算との対比や、今後3ヶ月の予測値)

②自部署で抱える課題(ヒト・モノ・カネ・その他)とその対応策

③全社に関わる、今後3ヶ月で発生する行事や出来事の事前周知



(2)この顧問先に必要と思われるテーマ



①5年先の「ビジョン・目指す姿」とは?

②5年先ビジョンを支える「大切にしたい行動や判断の基準」とは?

③魅力的な職場作りのために出来ること

④自社の「存在意義」の明確化、並びにステークホルダーにどう見られたいか?





思い付くままに書きつられましたが、重要なことはこのクライアント企業の「課題意識」です。第三者的な視点で私は、色々言うことは簡単です。



しかし内発的動機の無い行動は所詮「やらされ仕事」。従って、キーパーソンである社長を支える室長と、先ずはブレストする中で課題意識を色々と引き出したいと考えています。





ではまた明日!

「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお



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