木村勝男著「放牧経営」を読み進めながら(Day11)「B/S経営とオープンブックマネジメント」」

こんにちは!「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしおです。

少し間隔が空きましたが引き続き、木村勝男氏の著書

「放牧経営」

を読み進めて行きながら、私がキーポイントと思う部分を抜粋して、綴って参ります。

この本のテーマを一言で表現すると

「いかに経営社員を育てるか?」

経営社員?

はい!

- 木村氏が考える「経営社員」とは? 
- そのような社員を育てる仕組みとは?

これらを読み解きながら進めて行きます。


第3章「『経営社員』の育つ会社」

章立て
1.なぜ経営社員を育てられないのか?(完了)
2.経営者の通信簿(完了)
3.B/S経営とは?(本日)
4.経営理念 X B/S経理
5.経理理念の浸透
6.小さい会社こそ「経営社員」は育つ


「B/S経営とは?」

章立て
1.強いB/Sとは
2.オープンブックマネジメントが「経営社員」を育てる
3.計画なくして実行なし

1.強いB/Sとは

(1)企業経営はリスクとの戦い。トヨタや松下でさえリコール問題が発生する。それだけに、この会社は万が一の時に責任を取る能力があるか、ということがその会社に対する評価基準になってくる。

(2)様々なニーズやリスクに対応するためには、それを保証する資金が必要。つまりB/Sの純資産の欄にしっかりとした数字があることで強い信用力になる。

(3)純資産を厚くすることのメリットは以下の3つである。

①リスクへの対応力:変化や想定外への対応にはやはり資金が必要。

②開発力:新しい製品・サービスを創り出すためには、時間と資金が必要。

③信用力:資金力があるということは、その会社の経営が安定しているということ。


2.オープンブックマネジメントが「経営社員」を育てる

(1)OBM(オープンブックマネジメント)とは、自社のブック(決算書)を従業員へオープンにして、重要指標の目標を定め、それを達成するように進捗管理を行うこと。

(2)OBMを実施するための3つの条件

①決算書を完全に公開する。会社のお金の使い方を完全に透明にして、社内に信頼関係を構築する。

②全社員が財務を理解できるように教育する

③業績に連動した評価・賞与のシステムの導入

(3)上記条件を整え、経営者と社員が一緒になって目標設定をする。経営者だけではなく、社員自らが目標設定を行う。これが経営社員の育成には必要である。


3.計画なくして実行なし

(1)目標を設定しても達成できなければ意味がない。そのためには「PDCA」を回すことが最も良い方法である。

(2)PDCAとは、以下の4つのサイクルを回すこと。
①P (Plan):計画
②D (Do):実行
③C (Check) : 検証
④A (Action) : 再実行

ではまた明日!
「働くあなたを元気にする」プロコーチ、砂村よしお

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