ことしのわがやのそめいよしのは3月27日に開花し、今日満開となった。
昨年の満開は3月27日、2019年は3月30日、2018年はわれわれが日本に滞在していたため正確にはわからないが3月の4週目頃、2017年は4月3日。早い満開は2014年の3月14日、2010年の3月15日、遅い満開は2009年の4月11日、2011年の4月8日など。
今年の満開時期は平均的なところだろう。これから1週間ほど花を楽しみながら過そう。
わがやのそめいよしのが5輪以上咲いたので今年の開花は3月27日。東京での開花は3月14日だったので、マーサーアイランドは東京より10日以上遅い。2020年の開花は3月16日だったので今年の当地の春は10日以上遅いことになる。
アメリカミズバショウ
NHKでは福島第一原子力発電所事故から10年を迎えるにあたって昨年11月から12月にわたり世論調査を実施しその結果を3月2日のニュースで発表している。それによれば国内にある原発についてどうすべきかを尋ねたところ、『増やすべきだ』は全国では3%、福島県では1%、『現状を維持すべきだ』は全国では29%、福島県では24%、『減らすべきだ』は全国では50%、福島県では48%、『すべて廃棄すべきだ』は全国では17%、福島県では24%となっている。くまごろうはこの結果を見て、一部のマスメディアや政治家とは異なり、世論が直ちに原発の全廃を望んでいないことを知り、いちるの希望を持った。
10年前の福島での原発事故以来日本では原発に対する逆風が強く、今月1日には日本外国特派員協会で小泉純一郎元首相は菅直人元首相と共に『原子力発電ゼロ』を訴えて講演を行ったと言う。首相在任当時は直接的ではないにしても原子力発電を含む日本のエネルギー基本政策を推進してきた張本人の二人が真逆の主張を繰り返すのも滑稽だが、原発を全廃する議論をする前に、既に日本に18,000トン存在する使用済み核燃料や高濃度放射性廃棄物をどう扱うか議論する必要があることをご両人は認識していないようだ。
日本の原子力政策の中心である核燃料サイクルでは軽水炉で発生する使用済み核燃料を再処理してプルトニウムとウランを含むMOX(モックス)燃料とし、これを軽水炉で再び燃料とすることによって資源を有効利用すると共に高レベル放射性廃棄物の減量をはかることになっている。従来は使用済み核燃料をフランスなど海外で再処理していたが、2021年に青森県六ヶ所村にある再処理工場が完成し国内でMOX燃料の生産が開始されるする予定である。もしも使用済み核燃料を再処理せずに廃棄した場合、原発からの放射性廃棄物が天然ウランと同程度の安全性になるまでに10万年かかるが、MOX燃料を利用した軽水炉サイクルでは放射性廃棄物の量が約4分の1に圧縮されると共に廃棄物が安全になるまでの期間が1万年に短縮される。更に軽水炉では天然ウランの1%程度しか燃料として利用出来ないのに対し99%以上を利用出来る高速炉を核燃料サイクルに組込めば、MOX燃料を利用した軽水炉サイクルよりも放射性廃棄物の量が半減する上、放射性廃棄物は400年後には天然ウランと同程度の放射能まで低減することが出来る。(資源エネルギー庁のデータによる。)高速増殖炉もんじゅは相次ぐトラブルなどにより2016年に廃止と決まったが、2018年に原子力関係閣僚会議で高速炉はその後も官民共同で研究を継続することが決定されており、現在も日本原子力研究開発機構や研究機関、関連企業などが高速炉の開発を継続している。
海外を見るとアメリカ、EU、中国、ロシアではくまごろうのひとりごと2018.12.17に掲載した第4世代の原子炉と呼ばれる熔融塩原子炉を開発中であり、アメリカではエネルギー省がGAINプロジェクトとして2015年以降約50億円を出資し、Elysium Industriesや Microsoft創業者のBill Gatesが筆頭オーナーであるTerraPowerが熔融塩高速炉の設計を推進している。また中国も2025年までに熔融塩炉の実証炉を建設予定という。熔融塩炉は国内にある軽水炉とは全く異なるタイプの原子炉であり、電源喪失など緊急時における炉の確実な停止、核物質から放出される崩壊熱の除去性能、放射性物質の外部流出防止などの特長により軽水炉で問題となる暴走事故が発生しない。更に軽水炉で生成する長寿命の放射性廃棄物であるマイナーアクチニドやプルトニウムを燃料として使用出来るため放射性廃棄物は人類が管理出来る範囲となり、プルトニウムを副生しないため核兵器への転用が少ない原子炉である。
日本における熔融塩炉の第一人者と言われる古川和男博士(故人)は20年以上前に10万~30万キロワットの不二(FUJI)と呼ばれる小型熔融塩炉の概念設計を提案しているが、彼が設立した(株)トリウムテックソリューション社はメルトダウンを起こした福島第一原子力発電所の放射性核燃料デブリ処理に小型熔融塩炉を提案している。核燃料デブリを塩素などハロゲンで溶解処理し、プルトニウムやマイナーアクチニドの塩化物を分離回収、それらを塩化物熔融塩に溶解して熔融塩炉で燃焼させることにより無害化する。
福島における原発事故は世界で唯一の被爆国である日本にとって原子力利用を警戒する機運を高めたが、感情的或いは情緒的な観点ではなく、海外の動向に加え既に存在する使用済み核燃料処理や高濃度放射性廃棄物処理などのことも十分考慮した上で原発の将来を議論すべきであろう。逆風にめげず日本原子力学会や原子力関連諸機関が科学的な議論を推進することを期待している。
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冬のある日のRainier Golf & Country Club 1番ホールグリーンを望む
今年もUSGAによるゴルフスコアのポスティングは11月14日をもって終了した。2019年末まで使われていたUSGAハンディキャップインデックス(GHIN)は2020年からアメリカ以外でも通用するWorld Handicap Systemに変更となり、これまでの直近20ラウンドのベスト10スコアではなく、ベスト8スコアの平均値となった。またスコアをオンラインでポストするたびにインデックスが変更される。今年のくまごろうのインデックスは20.3で終了した。因みに過去の11月15日のインデックスは下記の如くである。
2019年 16.8
2018年 17.9
2017年 18.3
2016年 18.9
2015年 16.9
2014年 17.3
2013年 17.1
このインデックスを見る限り、今年のくまごろうのゴルフスキルはこれまでよりかなり低下しているように思えるが、今年のホームコースでのベストスコアは88で昨年と同じだ。またホームコースでは80台が4回あり、パブリックコースであるMaplewood Golf Courseでは84でラウンドしている。またティーショットも比較的安定しており飛距離も昨年とあまり変わらない。アイアンやショートゲームも去年並みで正直スキルが低下した実感はない。
これまでのインデックスでは例えば昨年末の16.8の時ホームコースハンディキャップは19であったが、新しいインデックスでは20.3に対応するホームコースハンディキャップは21となっている。ホームコースが以前より易しくなったとは思えないので、多分新しいインデックスは旧インデックスより高めに示されるのではないだろうか。因みに新しいインデックスはコースの難易度を示すスロープが113のコースを標準としており、くまごろうのホームコースブルーティのスロープは129なので標準コースよりは難しいはずなのだが。
ホームコースでのベストスコアは目標としているエージシュートに今年は10ストローク及ばないが、今の体力を維持出来ればもしかしたら80台中頃に達成、という希望は無謀ではないだろう。
Black Fridayを利用して新しいランニングシューズを購入した。New Balance FuelCell 890 V-8というモデルで中距離・舗装路走行に適している。
これまで使用していたシューズはNew Balance Fresh Foamシリーズで、昨年6月から走るのをやめて速歩に切換え、5月からは上り坂部分のみ走ったりしていたので、2年以上も使用した。
最近は約7キロのコースで走る距離を少しづつ延ばし、今では全体の半分以上走っている。フルコース走っていた時のタイムは46~47分だったが速歩の時は65~67分、ランとウォークの組合せを始めた今年5月以降は55~57分、最近では52~54分のペースだ。幸いにも走っても膝が痛くならず、新年になったら急な下り坂以外は走ろうと思っている。新しいシューズのはき心地が楽しみだ。
きれいに集められたイチョウの落葉
可愛らしい日本もみじの落葉
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