シカゴのロイヤルコペンハーゲンのコレクター、エリオットさんがコレクター本を出版した。10年以上前から出すと言っていたのだが、やっとロイヤルコペンハーゲン磁器製作所創立250周年の今年に合わせて出版したようだ。ベトナムから戻ったら、献本が届いていた。ちょうど、昨日が発売日だったので、さっそく告知を兼ねてアップすることにした。2巻に分かれており、1巻目は「A Legacy in Porcelain, Stoneware and Faience」(磁器、炻器、ファイアンスの遺産)、2巻目は「A Collection of Works」(コレクションの作品集)で構成されており、トータル936ページの超大作である。親子2代に渡って収集と研究をしてきたのだから、まあ、このくらいにページ数になるのかな。ご興味のある方は、ぜひご購入を検討してください。よろしくお願いします。
ロイヤルコペンハーゲンのバリダンサーである。型番号12238、作家は Arno Malinowski で1924年に制作されたものである。白磁だけでなく、上絵付けもある。これは1962年に製作されたもので、もう10年以上前に購入した。マリノフスキはアールデコの作家で本国でも人気があるが、私はそれほど興味はない。しかし、ロイヤルコペンハーゲンのインドネシア・バリ島のフィギャリン(ダールヤンセンのものは、只今、「ロイヤルコペンハーゲンと北欧デザインの煌めき」展に出張中)はこのバリダンサーしかなく、髪飾りはなかったが安かったので確か購入したのだと思う。いつか髪飾りを粘土で作ろうと思っていたが、最近、木彫の作品をいくつかの展覧会で見て、「そうだ、木で作ろう!」と思い、割り箸を削って、只今、奮闘中である。