必ずしも多くはなかったと思いますが、
「鳳凰三山」にも高山植物が咲いてました。
苦しい登りの時、
同じく苦しい下りの時、
足元に現れて慰め、
また励ましてくれる花たちです。
縦走路などはまずモノトーンの世界です。
その岩場の影でひっそりと咲いてます。
そんなモノトーンの世界のなかで見る、
高山の花たちの色彩は目に優しいですね。
まず登場は、
まさに森の妖精そのものという花です。
「レンゲショウマ」
「御座石温泉」を目指して下っているときに、
群落に出合いました。
これこそハッ!としてgoodそのものでした(チト古いか・・・)
>クリックで大きくなります<
ほんとに魅力一杯の花ですね。
今日は外の風は涼しく走りやすかった。
走り始めは急坂登りまで延ばすことに躊躇があったが、
いつもの曲がり角まで来たところで坂に向かっていくことに決定。
急坂の下まで走っての登り・・・。
顎が出ないようにしっかり引いて、
足元を見て走る。
顔を上げると頂上が見えて焦って走りそうだ。
ゆっくりペースを守って坂を完走。
ここを登ると緩やかな下り坂が続く。
最後に小さな坂を登って、
後は平たんな道をゴールまで・・・。
今日は右ひざの違和感も出ず、
快調だった・・・。
時間:17:30
遠回りしたわりにいいタイムだった。
イーブンペースが守れたということだろう。
下り道のもいろんな表情があるが、
崖を削って造られた道はやはり細い道だけに怖い・・・。
凄隣ががけだからさすがにここを踏み外すと、
ちょいとあの世が見えるかなって感じだ。
急な下りが続くとバテテくるので、
気を付けないとフラッとしたとたんに、
「さよ〜〜なら〜〜」だ。
こういうところで事故が起こったりするんだろうと思う・・・。
>クリックで大きくなります<
いよいよ地蔵岳を去る時が来た。
砂の大地に別れを告げて、
「御座石温泉」に向かっての下りだ。
下る途中で70歳くらいのご老人とちょっと会話を交わす。
そのご老人が言った一言が今も耳に残っている。
「蟻地獄のような登りなんですよ・・・」
真っ白い砂に覆われた急な坂を上っていると、
そんな気分にもなるんだろうなと、
妙に納得・・・。
>クリックで大きくなります<
山から帰ってきて最初のジョギング。
足に疲れが残っているのかと思ったが、
それ全くなかった。
コースは急坂を除いたいつもの距離。
風がすでに涼しくなっていて、
体が楽だった・・・。
走るスピードも落ちることなくevenpace。
時間:15分30秒
これまでで一番いいtime。
呼吸がまだまだだ・・・。
これは時間がかかりそう・・・。
「地蔵岳」到着。
やはりその姿は想像以上に巨大だった。
自然の作り出した不思議な岩に、
なんとも驚きだ・・・!!
どういう状況で積み上がっていったのだろうか・・・。
反対側の「北岳」から見てもこの「オベリスク」はよく目立つ。
そしてとくに強調したいのは巨大な大きさだ。
そしてその裾に広がる真っ白い砂の通称「賽ノ河原」
この砂はどこから来たのだろうか・・・。
真っ白でサラサラな砂のなんとも不思議な空間だ。
>クリックでおきくなります<
「観音岳」を過ぎて一路「地蔵岳」を目指す。
これはその縦走路だ。
この高度感を感じていただけるだろうか・・・。
左に「地蔵岳」の姿が現れてきた。
雲を下に見ながら歩く快感・・・。
この縦走路を一緒に歩いている気分になっていただきたい。
>クリックで大きくなります<
大きくするとリアル度が増します。
「薬師岳」を後にしてまず飛び込んできたのが雲海。
午前中は快晴のお天気で素晴らしい景色が楽しめる。
しかし、午後になると、
雲が上がってきて白い世界に変わってしまう。
この雲海の雲が上がってくるためだと思う・・・。
遥か「八ヶ岳」までびっしりと雲海が続いている。
これはまた素晴らしい雲海だ・・・!!
>クリックで大きくなります<
「薬師岳」の頂上は比較広くて、
全体が砂でおおわれている。
今まで何度か出演してもらっているが、
ここで全体像をアップしておきたい・・・。
平らなスペースの端まで行けばもちろん断崖絶壁だ。
あまり端まで行く必要はないだろう・・・キケン!
頂上からは雄大な「白峰三山」と雲海が一望できる。
こんなところが同じ日本なんだということがちょっと信じられない・・・。
日ごろ卑小なスペースでしか生活していない身の上では、
こういう日本が想像外であるのは当然だと思う。
雲が自分の足より下に見えるなどということは、
あの世に行ってから眺めるもんだと思っていた・・・。
しかし、現実に足の下を流れる雲を眺めていると、
まだあの世とは若干距離がありそうだとチト安心したりする・・・。
下から見ている時は、
この山の頂上あたりかと思っていたりもしたが・・・。
>クリックで大きくなります<
「薬師岳」の頂上に出まず目の前に広がるのが、
圧倒的な存在感の「北岳」と、
となりのゆったりとした「間ノ岳」だ。
雲ひとつない空がまぶしい・・・。
山肌をゆっくり通り過ぎていく雲がまるで作り物のようだ。
いや、この風景全体が映画のセットのように見える。
山肌の手触り感は絨毯のようだ・・・。
雲は真綿をちぎって浮かべたように見える。
27780メートルに登っている見ている風景だというのが、
なんだか信じられない・・・。
箱庭の中でアリよりも小さい自分を感じる・・・。
不思議な空間なのだ・・・。
>クリックで大きくなります<
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ