犬食文化が残るベトナムで、「犬肉」を生業とする一族が次々と謎の死を遂げていく姿を描いたホラー『狗神の業(カルマ)』が、2025年8月15日より公開されます。ベトナムで国産ホラーとしては歴代最高となる興行成績を記録したヒット作品です。
犬肉店を経営する父が亡くなり、葬儀のため婚約者の「スアン」を伴って帰省した「ナム」でした。しかし、犬肉店という「ナム」の実家の家業や、「スアン」の妊娠をめぐって2人は口論になってしまいます。そして葬儀の日の夜、「ナム」は恐ろしい夢を見ます。
それは、家族全員がまるで売られる前の犬のように殺され、吊るされているというものでした。そしてその傍らでは、亡くなった父が「一族全員が殺される」と言い放っていました。やがてその言葉通りに不可解な出来事が起こり始め、家族が次々と犠牲になっていきます。かつて同じように家族を亡くした別の犬肉店の娘「ライ」は「赤い鼻の白い犬に気をつけろ」と警告しますが、「ナム」の実家にいる番犬が、まさにその特徴を備えていました。
監督は、本作が長編初作品となった若手映像作家の<ルー・タン・ルアン>が務めています。