『ラ・コシーナ 厨房』@<アロンソ・ルイスパラシオス>監督
6月
9日
スタッフの多くが移民で構成されたニューヨークの観光客向け大型レストランで織り成される人間関係を、ユーモラスかつ痛烈に描いた『ラ・コシーナ 厨房』が、2025年6月13日より公開されます。
イギリスの劇作家<アーノルド・ウェスカー>による1959年初演の戯曲『調理場』を原作に、『コップ・ムービー』などで知られるメキシコ出身の<アロンソ・ルイスパラシオス>が監督・脚本を手がけ、まぶしく先進的なニューヨークの街とアメリカンドリームを求めて滞在する移民たちの姿を対比させながら、ほぼ全編モノクロ映像でスタイリッシュに描き出しています。
ニューヨークにある大型レストラン「ザ・グリル」の厨房で、いつも通りの忙しい朝が始まりました。そんな中、前日の売上金の一部が消えたことが判明し、従業員全員に盗難の疑いがかけられます。さらに新たなトラブルが次々と発生し、料理人やウェイトレスたちのストレスはピークを迎え、厨房はカオスと化します。
「ザ・グリル」の料理人であるメキシコ移民の主人公「ペドロ」を『コップ・ムービー』にも出演した<ラウル・ブリオネス>、彼の恋人で秘密を抱えるアメリカ人ウェイトレスの「ジュリア」を『キャロル』の<ルーニー・マーラ>が演じています。
2024年・第74回ベルリン国際映画祭コンペティション部門出品。