<山中瑶子>『ナミビアの砂漠』@第6回大島渚賞
3月
18日
映画『ナミビアの砂漠』を監督した<山中瑶子>が、第6回大島渚賞を受賞しています。17日の授賞式では、目にうっすらと涙を浮かべながら受賞の喜びを語ったほか、現在準備しているという新たな企画にも言及。また審査員長の<黒沢清>は講評の中で『ナミビアの砂漠』を絶賛でした。
<河合優実>が主演を務めた『ナミビアの砂漠』」は、何に対しても情熱を持てず、恋愛すら暇つぶしだと感じている21歳の「カナ」がもがき、ぶつかり、自分自身に追い詰められていく物語です。
ぴあフィルムフェスティバル(PFF)が2019年に創設した同賞は、映画の未来を拓き世界へ羽ばたこうとする若手監督に贈られるもの。かつて<大島渚>が高い志を持って世界に挑戦したように、それに続く次世代の監督を期待と称賛を込めて顕彰しています。第1回から審査員長を務めていた<坂本龍一>の死去に伴い、昨年度から<黒沢清>が審査員長を務め、(PFF)ディレクター<荒木啓子>と2名で審査を行っています。