<藤井聡太竜王>(312)3勝2敗@第37期竜王戦七番勝負第5局
11月
29日
28日、和歌山市「和歌山城ホール」で前日の27日から指し継がれました第37期竜王戦七番勝負第5局で、<藤井聡太竜王>(22/名人、王位、王座、棋王、王将、棋聖と七冠)が、挑戦者<佐々木勇気八段>(30)に先手91手で勝ち、シリーズをの3勝2敗として、2021年からの4連覇へ王手をかけています。
これまでの4局すべて先手が制しているシリーズですが、5局目もその通りの結果となりました。1日目の序盤は後手<佐々木勇気八段>が雁木とし、<藤井聡太竜王>は慎重に時間を使って対抗。後手番ながら8筋、5筋、3筋と歩を突き捨て、先手陣に攻めかかりました。これに対し、<藤井聡太竜王>は歩得を重ねながら、いつの間にか指しやすい形を作り上げています。
2日目は<佐々木勇気八段>の馬、<藤井聡太竜王>が1六に打った角のどちらがよく働くかの勝負となりましたが、見事に読み勝ち、最後は出番がなかった飛車までさばいて押し切りました。
第6局は12月11、12日に鹿児島県指宿市「指宿白水館」で指されます。