前知事<斎藤元彦>の失職に伴う兵庫県知事選が17日投開票され、前知事の<斎藤元彦>(47)が再選を果たしています。過去最多の7人による争いとなり、前尼崎市長の<稲村和美>(52)に競り勝ちました。告発文書問題で混乱した県政の舵取りは再び、<斎藤元彦>が担い、19日付で知事に就任します。
<斎藤元彦>は3年前の知事選で初当選。3月に発覚した自らのパワハラ疑惑など告発文書を巡る対応が問題視され、県議会が9月に全会一致で不信任決議を可決した後、<斎藤元彦>が自動失職し出直し選に臨む異例の展開をたどりました。<斎藤元彦>に対する県議会や県職員の不信は根強く、再選で県政の混乱が収拾するかは不透明のままです。
選挙戦では、3年間にわたる斎藤県政の評価や文書問題での県の対応の是非、知事の資質などが争点になりました。