11日、大相撲九州場所(2日目)が、福岡国際センターにて行われ、今場所も一人横綱<照ノ富士>が初日から休場する中、3大関がそろって連勝スタートを切って幕内土俵を引き締めました。
春場所で新入幕優勝を果たした再入幕の西前頭16枚目<尊富士>は、同15枚目・<時疾風>に寄り切られ、初黒星を喫し1勝1敗です。
小結<正代>は、東前頭3枚目<阿炎>に突き出され、連敗です。
13勝以上で大関復帰目安の「三役で直近3場所33勝」に数字上は届く関脇<霧島>は、西前頭2枚目<宇良>に突き落とされ、2連敗。今場所の大関再昇進への道は極めて厳しいものとなりました。
関脇<大栄翔>は、東前頭2枚目<若隆景>に押し出され、1勝1敗。
大関<琴桜>は、西前頭筆頭<平戸海>を寄り切り、2勝目。
2006年夏場所の<白鵬>(現宮城野親方)以来となる新大関昇進で優勝を狙う<大の里>は、東前頭筆頭<王鵬>を押し倒し、2連勝。立ち合いは互角でしたが、相手の引きに乗じて力強く攻め込んでいます。
一年納めの本場所で自身2度目の賜杯を目指す大関<豊昇龍>は、小結<若元春>を力強く押し出し、2連勝です。