生成AI向けの半導体を手がけるアメリカの半導体大手
「エヌビディア」の株価が上昇し、企業の価値を示す時価総額が5日、初めて3兆ドルを超え、IT大手のアップルを抜いて世界2位となりました。AI需要の高まりへの期待が背景にあります。
5日のニューヨーク株式市場では生成AIの利用の急速な拡大でAI需要が高まっていることへの期待からハイテク関連銘柄に買い注文が膨らみました。
中でも生成AI向けけの半導体を手がけ、業績が好調なエヌビディアの株価の終値は、1224ドル40セントと前日と比べて(5.1%)の大幅な上昇となりました。
このため、企業の価値を示す時価総額は初めて3兆ドル、日本円で468兆円を超えてアップルを抜き、マイクロソフトに次いで世界2位となりました。
時価総額が3兆ドルを超えるのはアップルとマイクロソフトに次いで史上3社目です。
また、ハイテク関連銘柄の多いナスダックの株価指数は、4日(1.96%)の大幅な上昇となり、史上最高値を更新したほか、主要な500社の株価で算出する「S&P500」の株価指数も(1.18%)上昇し、史上最高値を更新しています。
一方、エヌビディアを構成銘柄に含まない
ダウ平均株価の4日終値は、前日と比べて96ドル4セント高い3万8807ドル33セントでした。