<郵便切手>(149)鯖江めがね「84円切手」
4月
11日
10種1シート(840円)として、2024年3月21日(木)に200万シート発行されています、「未来に残したい文化シリーズ」第1集としての1種が、この「鯖江めがね」(福井県)です。オフセット6色刷りで、意匠は〈 みなとみらい21・阿波人形浄瑠璃・伊予ケ岳・京成電鉄AE型・中尊寺経蔵・グリーティング(シンプル) 〉などの切手デザイナー<丸山智>の意匠になります。
「未来に残したい文化シリーズ」は、地域振興をテーマとし、未来や後世に残したいと考える各都道府県の文化(芸能・工芸品・生活様式・行事など)を題材とした特殊切手です。第1集は、青森県(津軽塗)、茨城県(偕楽園)、神奈川県(箱根寄木細工)、新潟県(たらい舟)、福井県(鯖江めがね)、静岡県(浜松まつり)、奈良県(奈良公園)、兵庫県(阪神甲子園球場)、島根県(安来節)および大分県(八幡総本宮 宇佐神宮 例祭)の文化を取り上げています。
「鯖江めがね」は、「世界三大眼鏡生産地」のひとつ福井県鯖江市で製作されており、 日本のメガネフレーム生産90%以上のシェアを誇っています。
その歴史は、雪深く産業がない農業だけの地元の暮らしを向上させるため「国産のめがねの祖」とも呼ばれる<増永五左衛門>が、大阪からめがね職人を招き、足羽郡麻生津村生野(現・福井市生野町<鯖江市に隣接>)で農家の副業として広めたことから始まりました。