『かづゑ的』@<熊谷博子>監督
12月
6日
本作はハンセン病の回復者<宮﨑かづゑ>さんを追っています。<宮崎かづゑ>さんは、10歳で瀬戸内海にある国立ハンセン病療養所・長島愛生園に入所してから約80年、島で暮らしてきました。病気の影響で手の指や足を切断し、視力もほとんど残っていませんが、周囲の手を借りながら自分で買い物や料理を行っています。76歳のときにパソコンを覚え、84歳になって初の著作となる『長い道』(みすず書房)を出版しています。
<熊谷博子>は「かづゑさんの部屋で話しながら、この人生を撮って残しておかねばと心に決め、2016年から愛生園に通いはじめました。それから8年間、私たちはカメラとマイクを携えて、かづゑさんの人生に伴走することになりました。この映画はハンセン病を背景にしていますが、決してハンセン病だけの映画ではありません。人間にとって普遍的なことを描いたつもりです」と綴っています。
ナレーションは、