『自宅でありがとう。さようなら』@<松岡孝典>監督
10月
12日
本作は、江戸っ子気質な父親の在宅介護を通じて、〈人がどう生き、そしてどう死と向き合うのか〉というテーマへのヒントを描き出しています。
製作総指揮・原作を担当した<高井義行>の実話をベースにした介護奮闘記です。寝たきりになってしまった父「恒三」を、家族ぐるみで自宅介護をしている「良昭」。「恒三」はある日食べることを拒否し、断食をして即身仏になろうとします。そんな父を見た「良昭」は、幼少時代に連れて行ってもらった寿司屋・焼き鳥屋・蕎麦屋のことを思い出すのでした。しかし寸前のところで医者に点滴を打ってもらい、「恒三」は生きながらえます。3年が経ち、「良昭」は介護の日々の中、「恒三」との記憶を思い出していきます。そしてついに最期の時がやって来ます。
主人公「良昭」を<津田寛治>が演じ、献身的に良昭を支える妻「まさこ」に<星ようこ>、「恒三」に<峰秀一>、恒三の妻「晴子」に<藤夏子>、良昭の息子「隆良」に<吉川康太>が扮しています。また「若かりし日の恒三」役で<石和摂>が出演。監督・脚本は<松岡孝典>が担当しています。