『シモーヌ フランスで最も愛された政治家』@<オリビエ・ダアン>監督
7月
23日
1974年、パリ。カトリック人口が多数を占め、男性議員ばかりのフランス国会で、「シモーヌ・ベイユ」は圧倒的な反対意見をはねのけて中絶法の可決を実現させます。1
979年には女性として初めて欧州議会議長に選出され、理事たちの猛反対にあいながらも「女性の権利委員会」を設置。女性のみならず、移民やエイズ患者、刑務所の囚人など、弱者の人権のために闘い続けました。その不屈の意志は、かつて16歳で家族とともにアウシュビッツ収容所に送られたという過去の体験の中で培われたものでした。
『パリ、嘘つきな恋』の<エルザ・ジルベルスタイン>が40代以降(1968年~2006年)の「シモーヌ」を演じ、『スザンヌ、16歳』の<レベッカ・マルデール>が10〜30代(1944年~1965年)の「シモーヌ」をそれぞれ演じています。