巨額の預金流出に伴い株価が急落した米中堅銀行のファースト・リパブリック銀行が近く公的管理下に置かれると、報じられています。
連邦準備制度理事会(FRB)や連邦預金保険公社(FDIC)などの金融当局は、同行関係者と接触し、支援策の協議を開始しています。他行などによるファースト銀の買収や資産買い取りを模索しているようですが、難航しているようです。(FDIC)が、同行を管理下に置く方向で準備をしているといいます。
実際にそうなれば、3月のシリコンバレー銀行(SVB)・シグネチャー・バンクなどに続く3行目の米銀破綻で、2008年の金融危機リーマン・ショック後で最大の破綻規模となります。金融不安が再び広がる懸念があり、市場関係者の関心が高まっています。
ファースト・リパブリック銀行の同日の株価は前日終値比(43%)下落し、「3.51ドル」となっています。(SVB)破綻前と比べ(95%)の下落となります。
報道によれば、ファースト銀は、金利上昇で価値が下落した債券や住宅ローン債権などの一部資産を他の金融機関などに売却し、財務基盤を強化する案を検討中。しかし、民間主導による救済は厳しい状況にあるとみられ、公的管理下に入った後に複数の銀行が買収することを検討中と報じられています。
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