<ポスター>(173)「第34回東京国際映画祭」@コシノジュンコ
9月
20日
新たに生まれ変わる映画祭を象徴するように、ポスタービジュアルも一新。今回のビジュアル監修は世界的なデザイナー、<コシノジュンコ>(81)が務めています。
昨年まではソフトバンクのCMなどで有名な<佐々木宏>がクリエーティブ・ディレクターを務め、<蜷川実花>の写真をあしらった形のデザインでポスターを展開していましたが、今回は人をフィーチャーした形のこれまでにないビジュアルになっています。
<コシノジュンコ>自身が作った<伊藤若冲>のニワトリの画をモチーフにした衣装をまとった女性が風を切って歩いていくイメージで作り上げています。今年の東京国際映画祭の大きなテーマの1つとして「越境」というコンセプトがあり、コロナによるコミュニケーションの断絶、男女差別、経済格差、国際紛争、いろいろなボーダーが世界にある中、そういったものを乗り越えて、さらにその先にある映画の姿を観てほしいという思いが込められています。今回のポスターはそういったコンセプトをビジュアライズしたものになっています。