『東京オリンピック2017都営霞ヶ丘アパート』@<青山真也>監督
8月
9日
1964年のオリンピック開発の一環で国立競技場に隣接して建てられた「都営霞ヶ丘アパート」(十棟に三百戸と小さな商店が並ぶ団地)は、平均年齢65歳以上の住民が暮らす高齢者団地になっていました。
単身で暮らす者が多く、何十年ものあいだ助け合いながら共生してきたコミュニティがありましたが、2012年7月、このアパートの住人に東京都から一方的な移転の通達が届きます。
転居を強いられた住民たちの2014~2017年の3年間の記録から、オリンピックに翻弄された人々と、五輪によって繰り返される排除の歴史を追います。監督は、本作が劇場作品初監督となる<青山真也>が務めています。