米IT企業にサイバー攻撃@「カセヤ」
7月
5日
影響は米国外でも確認されており、世界各地に拡大する恐れがあります。<バイデン>大統領は3日、関係当局に調査を指示しています。
標的となったのは、ITシステム管理ソフトを提供する「カセヤ」です。ハッカーは2日までに同社のシステムに侵入し、サーバーを通じて顧客企業のデータを暗号化して身代金を要求する「ランサムウエア」を仕組んでいます。4日の米独立記念日に伴う連休を狙ったサイバー攻撃だった可能性があるという専門家の見解が報じられています。
「カセヤ」の顧客企業はさらに幅広い企業のデータ管理サービスを提供しているため、被害が連鎖的に広がる恐れがあります。スウェーデンのスーパー大手「コープ」は、レジのシステムに障害が発生、3日までに約800店舗が一時閉鎖に追い込まれたようです。
「カセヤ」は、顧客企業にサーバーを停止するよう通知し、3日時点で「被害は極めて少数だと思われる」としていますが、1000社以上のデータが暗号化されたとも伝えられているようです。