30日の東京株式市場で日経平均株価は反落し、前営業日比241円34銭(0・83%)安の2万8812円63銭で取引を終えています。
28日に発表した今期業績見通しが市場の期待に届かず、ソニーグループやTDKなどの値がさ株の一角が決算発表を受けて利益確定売りに押され、指数を押し下げています。午後には大型連休中のイベントリスクを意識した持ち高調整の売りも加わり、下げ幅は一時300円に接近しています。
午後に入ると日経平均は一段安となっています。米株式相場が堅調でも、最近は日本株が売られる展開が少なくありません。最高値圏で推移する米株式相場が大型連休中に一時的にでも調整すれば、日本株は一段安が免れないとの警戒感が利益確定の売りにつながったようです。
東京都内で確認された新型コロナウイルスの新規感染者数が29日に1027人を数え、30日の速報でも698人と多く、国内で感染拡大傾向が続いているのも重荷になっています。緊急事態宣言の発出後もそれほど大型連休初日の人出が減っていないとの報道もあり、感染動向の先行きを懸念する動向は強いままです。
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