抗議デモ3人目の犠牲者@ミャンマー・マンダレー
2月
21日
地元メディアによりますと、第2の都市マンダレーで治安部隊がデモ参加者に発砲し、2人が死亡しています。今月1日のクーデター以降、首都ネピドーで9日にあった抗議デモの際に頭を撃たれた女性 <ミヤ・トゥエ・トゥエ・カイン>さん (20)も19日に死亡しており、一連のデモでの犠牲者は3人目となり、国軍への反発が一層強まることが予想される状況です。
マンダレーではこの日、造船所近くで抗議デモが行われていました。現場に到着した治安部隊を参加者らが取り囲むなどした後、治安部隊が発砲したようです。
現場に到着した治安部隊は当初、ゴム弾や催涙ガスを使っていましたが、最後は実弾を用いた可能性があるといわれています。死亡した2人は男性で、1人は頭部、1人は胸を撃たれ多様で、ほかにも約30人以上が負傷した模様です。
国軍は1日に<アウン・サン・スー・チー>国家顧問ら与党・国民民主連盟(NLD)幹部を拘束し、 <ミン・アウン・フライン>国軍最高司令官 が国家全権を掌握して全土に1年間の非常事態宣言を発令しました。その後、軍人中心の体制を固めると同時に、インターネットの接続を遮断するなどして、デモの抑え込みを強化してきました。<スー・チー>氏は軟禁状態にあるとされ、輸出入に関する法律違反などで訴追されています。