4コマ漫画『コボちゃん』連載1万3750回
1月
8日
1982年4月1日にスタートした『コボちゃん』は、好奇心旺盛な男の子とその家族の日常をほのぼのとしたタッチで描き、幅広い世代の人気を集めている作品。題名は、関西で男の末っ子を「コボン」と呼び、<植田まさし>氏が四国の親類からそれを縮めた「コボちゃん」と呼ばれていたことが由来となっており、「コボちゃん」(本名:田畑小穂)は東京の私鉄沿線駅近くに3世代で暮らしている設定です。また、〈永遠の5歳児〉から小学3年生へと成長し、連載1万回に到達した2010年6月14日には、妹の「ミホ(実穂)」が誕生し、大きな話題となりました。
作者の<植田まさし>氏は1947年5月、東京生まれ。1971年にプロの漫画家となり、サラリーマンが主人公の『フリテンくん』(竹書房)、『かりあげクン』(双葉社)がヒット。現在は読売新聞の連載のほか、週刊誌など4誌の連載を抱え、年間約1100本、1日平均で約3本の作品を描いており、午前10時半の起床から午前3時半の就寝までの生活スタイルで、毎日約10時間仕事する生活を40年余り続けているそうです。
また、一般全国紙の長期連載作品としては、ほかに毎日新聞夕刊の<加藤芳郎>作『まっぴら君』(1954~2001年)の1万3615回、読売新聞夕刊の<鈴木義司>作『サンワリ君』(1966~2004年)の1万1240回、一般紙以外の全国紙では朝日小学生新聞の<泉昭二>作『ジャンケンポン』(1969年~)が1万6000回を超えています。