4路線廃止、日本から撤退@「エアアジア・ジャパン」
10月
6日
「エアアジア」は、ANAホールディングスとの合弁で2011年8月に日本法人となる「エアアジア・ジャパン」を設立し、2012年8月に就航。就航から赤字が続いていたことから、ANAホールディングスとの合弁を解消し、2013年10月に日本から撤退していました。その後、「エアアジア・ジャパン」は、「バニラ・エア」に社名変更して運航していたものの、2019年10月に「ピーチ・アビエーション」に吸収されています。
アジア最大規模のマレーシアの格安航空会社などが設立した「エアアジア・ジャパン」は、新型コロナウイルスの影響で利用者が大幅に減少し、ことし4月にすべての路線を一時運休しました。その後、8月にいったん運航を再開しましたが、需要の回復が想定を下回り、今月は再びすべての路線を運休する方針を示していましたが、今後も需要の回復が見通せないとして、国土交通省に、4つの路線すべてを12月5日で廃止することの届け出を済ませ、日本から撤退することを正式に発表しています。
「エアアジア・ジャパン」は、2014年3月に中部国際空港に準備会社「AAJR」を設立。2014年7月に新会社を設立し中部空港を拠点に運航を始め、大手より安い運賃を売りに新千歳空港や仙台空港、福岡空港、それに台湾の台北を結ぶ4つの路線を展開してきました。