『2001年宇宙への旅』@<スタンリー・キューブリック>監督
10月
12日
月に人が住むようになった時代。月のクレーターの地中から謎の石碑が発掘され、宇宙評議会の「フロイド」博士が調査に向かいます。それから18カ月後、最新型人工知能「HAL(ハル)9000型コンピュータ」を搭載した宇宙船ディスカバリー号は、「デビッド・ボーマン」船長、「フランク・プール」ら5人のクルーを乗せて木星探査に向けて航行していました。
しかし、その途上でHALが探査計画に対して疑問を抱いていることを打ち明けます。「ボーマン」船長と「プール」はHALの不調を疑い、いざというときはHALの回路を切断することを決めますが、それを知ったHALは反乱を起こします。
極端に少ないセリフや固定した長回しのカメラワーク、『ツァラトゥストラはかく語りき』・『美しく青きドナウ』をはじめとするクラシック音楽の使用などが斬新で印象に残りまう。撮影時に開発された新技術と、科学的裏付けの追求により人工知能HALの暴走がリアルに描かれています。
第42回アカデミー特殊視覚効果賞受賞。日本では1968年の初公開を皮切りに何度かリバイバル上映されており、製作50周年となる2018年には、10月6日から国立映画アーカイブでアンレストア70ミリ・ニュープリント版(クリストファー・ノーラン監修)のフィルム上映が行われ、10月19日からはIMAXシアターで2週間限定公開されます。また、12月19日には4K URTLA HD&HDデジタルリマスターのブルーレイがリリースされます。