太陽系外惑星「ケプラー1649c」の想像図(右)。半径は地球(左)の1.06倍(画像:NASA)
米航空宇宙局(NASA)は16日までに、地球とほぼ同じ規模で、岩石でできた太陽系外惑星を発見したと発表しています。温度は水が液体の状態で存在できると推定され、これまで見つかった系外惑星の中で、大きさと温度の双方で最も地球に近い条件だといいます。
この惑星は、地球から約300光年離れた恒星を回る「ケプラー1649c」です。2018年10月30日に退役したケプラー宇宙望遠鏡のデータの再確認で見つかっています。
半径は地球(約6400キロメートル)の1.06倍で、赤色矮星(わいせい)と呼ばれる低温の小さな恒星の周りを公転しています。恒星から受け取る光の量は、地球が太陽から受け取る量の75%程度で、液体の水を維持できると推定されました。ただ、大気の有無など詳しいことは分かっていません。
(NASA)などは、ケプラー望遠鏡の膨大な観測データをコンピューターで自動解析していましたが、この惑星の存在は見いだせませんでした。再検証したところ、見つかったと報告されています。
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