「気候戦士~クライメート・ウォーリアーズ~」
10月
14日
本作は環境汚染が叫ばれる現代で、気候変動を止めるための活動を展開する活動家たちに密着したドキュメンタリー。気候変動に消極的な米国政府を提訴した17歳のヒップホップアーティスト、孫の世代のためにわらを活用したバイオマス発電を実用化した発明家といった人物の活動を紹介していきます。監督は「第4の革命 ・エネルギー・デモクラシー」で再生可能エネルギーの重要性を説いたドイツの映画監督<カール・A・フェヒナー>。<ニコライ・ニーマン>が共同監督を務めています。
現在YouTubeにて公開中の予告編は、気候変動問題に関する国際協定・パリ協定からの脱退を表明するアメリカ合衆国大統領<ドナルド・トランプ>の姿から幕開け。その後「地球が危ない」「人類が危ない」「気候変動を止める」といったテロップとともに、元カリフォルニア州知事である<アーノルド・シュワルツェネッガー>が「多くの命が危険にさらされています。かつての汚いエネルギーを復活させてはいけません」「これは政党の問題じゃない。人類の問題だ」と人類の未来に警鐘を鳴らす様子が映し出されています。
9月23日国連の「気候行動サミット」で怒りのスピーチを行ったのは、16歳のスウェーデンの環境活動家<グレタ・トゥンベリ>さん(16)でした。
環境活動家の人々は苦しみ、死にかけ、生態系は崩壊しようとしています。わたしたちは今、大絶滅の始まりにいます」、「あなたたちは裏切っています。わたしたちは許しません!」少女が発した怒りは、世界の大人たちに向けられていました。
<グレタ>さん「今の放出のレベルのままでは、あと8年半たたないうちに、許容できる二酸化炭素の放出量を超えてしまいます」と並んだ各国の面々を前に、「世界の首脳は環境問題に取り組んでいない」と叫んだ少女の発言は世界中を揺るがしました。