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神戸:ファルコンの散歩メモ

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<グーグルロゴ>(52)「ソレン・ソーレンセンを称えて」

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<グーグルロゴ>(52)「ソレ...
本日の<グーグルロゴ>は、溶液の液性(酸性・アルカリ性の程度)を表す物理量「pH」を提案したことで知られているデンマークの化学者<ソレン・ソーレンセン>(1868年1月9日~1939年2月12日)です。


デンマークの「スラーエルセ」の小さな村で農場の家庭に生まれ、「Sorø Academy:ソレ・アカデミー」で学んだ後、1882年に「コペンハーゲン大学」へ進学。当初は医学を志していましたが、後に化学へと変更しました。1886年、「コペンハーゲン大学」を修了後、「デンマーク工科大学」へ進学。

創世記の「錯体化学」を研究していた「Sophus Mads じぇいørgensen」さんの元で無機化学分野を中心に学び、1899年に博士号を取得。

その後、1901年から1938年にかけて、コペンハーゲンの「カールスバーグ研究所」で化学の研究を行いました。研究所は、「カールスバーグ醸造所」内に設立されていたので、ビール製造技術の改善や、タンパク質や酵素の性質、アミノ酸の合成に関する多くの研究を行いました。

その研究の中で、合成を行うためには、溶液内の水素イオン濃度が重要であることが判り、1909年に、その指数となる「pH」を提案します。
提案当初は、「pH」の概念は高く評価しなかった化学者も多かったようですが、その後の様々な実験や研究を経て、化学反応に極めて重要、有効な指数だと判明し、現在では欠かせないものとなりました。
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