<ポスター>(35)「蚤とり侍」
1月
26日
本作は作家<小松重男>の時代小説「蚤とり侍」を<黒川博行>原作『後妻業の女』(2016年8月27日公開)などの<鶴橋康夫>監督がメガホンを取って映画化した時代劇。江戸時代に実在した猫の“蚤とり稼業”を中心に描かれる。“蚤とり”とは表向きはお客様の飼い猫の蚤を取って日銭を稼ぐお仕事だが、その実態は実態は女性に「愛」をお届けする裏稼業です。
そんな作品で<阿部>が扮したのはエリート藩士の小林寛之進。寛之進は上司の逆鱗に触れて左遷され、“蚤とり”になるように命じられる。戸惑いながらも“蚤とり”として新たな生活を送る寛之進は女性たちに「愛」を届けようと奮闘しますが、公開映像の最後では思いを寄せる相手・おみね<寺島しのぶ>から「下手クソが!」と言い放たれて、呆然とする姿が印象に残ります。
綿密な時代考証を基にユーモアを交えて当時の社会を表現する今作のティザーポスターは東洲斎写楽(とうしゅうさいしゃらく)による浮世絵「三世大谷鬼次の奴江戸兵衛」(さんせいおおたにおにじのやっこえどべえ)をイメージした仕上がりになっていますが、寛之進の鼻の頭には蚤、首元にはキスマークが描かれています。
投稿日 2018-01-26 16:32
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2018-01-26 16:35
ワオ!と言っているユーザー