今年の読書(52)『ヘッドライン』今野敏(集英社)
4月
18日
番組の編成会議などの欠席が多く素行には問題があるものの、記者としての独特の感と、夜に飲み歩く世界で幅広い人脈を築き上げており、他社に先駆けて数々のスクープをモノにしています。
夜な夜な酒を飲み歩いている中、10代の女性が3人ほど失踪しているという「噂」を聞きつけ、若い女性の未解決のバラバラ殺人事件と関連させて独自で調査を進めていきます。
刑事たちがよく呑みに来る居酒屋『かめ吉』で、未解決事件を担当している特命捜査第二係の<黒田祐介>が、密かにバラバラ殺人を調査しているのが分かり、持ちつ持たれつの関係で、真相を付きつめてゆきます。
即時性が問われるテレビのニュース番組ですが、テレビ局内の動き、マスコミの使命、警察内部の公安部と刑事部の軋轢など、読みどころが多く楽しめた一冊でした。
投稿日 2013-04-19 01:17
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投稿日 2013-04-19 16:57
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投稿日 2013-04-19 07:11
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投稿日 2013-04-19 16:59
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