猛暑の今、
熟睡するため、
現在、私が実践している方法は、
寝室のエアコン温度は28度に設定し、
頭と上半身に間接的な風を送り、
薄い羽毛布団を下半身にかけます。
寝る前に、
エアコンの冷風を鼻で吸い込み、
少し時間をおいて、
口で吐きます。
それを数回すると、
その冷気によって、
鼻の中の上部の脳幹部が
冷えるらしくて、
よく眠れるような気がします。
それでも熱っぽく感じたら、
タオルでくるんだ保冷剤を、
後頭部か、
首の横にあてると、
頭への血液が冷えて
一日の疲れがリセットされるようです。
非ステロイド系抗炎症薬の一つである
イブ(市販薬)(薬品名;イブプロフェン)が、
マウスの研究で、
ゲノムの不安定性をもったメスの胎芽を
流産から救ったことが報告されています。
ゲノムとは難解な医学用語ですが、
細胞の核の中の、染色体の中の、
DNAのすべての遺伝情報のことです。
ゲノムの不安定性とは
DNA複製に関連するDNA損傷のことです。
胎芽の発育時に細胞分裂は盛んですから、
その際にゲノムの不安定性は
起こりやすいと考えられます。
不安定なゲノムは炎症を引き起こしますので、
その炎症が流産を引き起こすと考えられます。
イブは生理痛に対して、
子宮への移行性が高いイブプロフェンを
含んでいますので、
効果的なのかもしれいません。
また、この研究では、
オスの胎芽は
大量の男性ホルモンによる
抗炎症作用により、
守られていたと報告されています。
(Nature. 2019 Mar;567(7746): 105-108)
一つの考えとして、
不育症、着床障害の方で、
子宮内膜症などにより
生理痛がある人は、
積極的に
イブのような抗炎症鎮痛薬を
服用したほうが
良い結果をもたらすかもしれません。
どうして自分だけ、
こんなに辛いことが起こるの?
自分の何が悪いの?
なにもかもわからない、
どうしていいのかわからない。
こんな迷いの闇にいる方へ。。。
いつも一生懸命であるならば、
今は結果が悪くても、
あなたが間違っている
わけではありません。
これからの事は、
今までと同じく、
あなたが信じる道を選ぶべきです。
人生に正解はありません。
生きている限り、
自分の意志を信じ、
自分自身には
一番優しくしていいのです。
こころの疲れがたまったとき、
たまに田舎へ出かけます。
7月の夜8時過ぎに、
場所と天気次第で、
火垂るが舞っています。
強く光って
ふわふわ飛んでいるのは
たぶんオスです。
ゲンジボタルかな?
朝6時過ぎには、
小鳥たちが元気に
さえずっています。
その歌声に
こころが踊ります。
最初は自然妊娠で授かった子を
流産してしまい、
その後、
なかなか妊娠できなくなり、
ついには何回も
体外受精・胚移植しているのに、
妊娠さえできなくなっている方が、
ときどき受診されています。
こんな方の多くは、
最初の流産や手術により、
子宮内の環境が
不都合に変化しているのです。
まずは
いったん、立ち止まって、
子宮内環境をチェックするため、
着床障害の検査をされる
と良いと思います。
体外受精において、
40歳未満の方が
良好な受精卵を4回以上移植した場合、
80%以上の方が、
妊娠されると推定されています。
よって、
良好な受精卵を4個以上かつ
3回以上移植しても妊娠しない場合を、
反復着床不全(着床障害)
とするという報告もあります。
(Reproductive BioMedicine Online,
2014; 28: 14-38)
ときどき
追い詰められたような
悲壮感のある患者様が受診されます。
そんな方の性格特性の多くは、
何事にも一生懸命で几帳面過ぎる
ように思います。
亡くした子への罪悪感、
周囲への劣等感などにより、
自分自身を見失っていませんか?
息苦しいようなら、
まずは 自分にやさしく です。
いっとき、
怠け者でいいと思います。
周りの人や過剰な情報に
振り回されないよう、
自分は自分ですから。
遠くから受診された患者様でした。
過去に、
6回連続して、いつも
10~20mmの胎児が
子宮内死亡していました。
流産した胎児の染色体検査は
2回検査され、すべて正常でした。
アスピリン、ヘパリン、
大量免疫グロブリン治療は、
すべて複数回受けていました。
当院での精査結果では、
不安感と罪悪感が強く、
子宮内が免疫的に荒れていると
判断されたため、
支持的精神療法を基本として、
頓服で抗不安薬を投与し、
妊娠前の子宮内ステロイド洗浄
と妊娠後のステロイド内服治療、
さらに、ピシバニール免疫治療
を、主に行いました。
そして昨年、無事に
元気な赤ちゃんを出産され、
お手紙をいただいています。
難治性の場合、
特に、
こころ と 免役 を
いっしょに整えることが
本当に大切ですよ。
流産を繰り返し、
一通りの検査、治療しても、
また流産してしまい、
偶然的な運命的な
胎児側の問題による流産
の可能性もあることは
理解していても、
焦ってしまい、
自分が壊れていく。
気分が悪くなっていく。
このような方の多くは、
自分に厳し過ぎるのです。
授かる命は、
やっぱり 授かりもの ですから、
あなたは何にも悪くありません。
決して自分を傷つけないで。。
赤ちゃんを授かるためにも、
まずは
自分にやさしく、やさしく。
自愛 が基本です。
それが一番の近道ですよ。
散歩中、でんでんむしに会いました。
でんでん虫虫 かたつむり
お前の頭はどこにある
角だせ槍だせ頭だせ
どこに行くのかな?
まあ とにもかくにも、
がんばれ!
この検査は、非常に重要です。
結果に異常があれば、
卵に原因があり、
結果に異常がなければ、
子宮に原因がある
ことがわかるからです。
子宮に原因があるなら、
それを見つけて治療しなければ、
また流産する可能性が
非常に高いのです。
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