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593.納得感

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593.納得感
何でもそうですが、
自分が本当に納得できたなら、

覚悟もできますし、
たとえ、
結果が不本意でも、
何とか
受け入れられるものです。

立ち止まらず歩けられます。


納得できる説明を受けていますか?

納得できる状況ですか?

十分納得できていないと、
不信感が湧いてきて、
そこにストレスが広がり、
そのストレスが
新たな原因となってしまいます。


何事にも
「納得感」
は本当に大切なものです。

ワオ!と言っているユーザー

592.活性化自己免疫細胞を子宮内注入

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592.活性化自己免疫細胞を子...
2006年に報告された論文ですが、

採血、採取した自分の免疫細胞を
HCGホルモンで培養活性化した後、
胚移植前に子宮腔内へ戻すと、
妊娠率が上昇したそうです。

この論文は、
当時、京大に在籍しており、
現在は金沢大(教授)の
藤原先生グループにより
発表されましたが、


その後、本邦の他施設でも
同様な研究結果が
2011年に報告されています。

最近、
2016年と2017年に、
中国の研究機関より、
同様な臨床研究結果が
報告されました。

その内容は
前向き無作為臨床試験にて、

HCGにより活性化された
自己末梢血単核球(免疫細胞)
の子宮内投与は
着床失敗を繰り返した患者の
胚移植の妊娠率を
統計的有意に上昇させたそうです。


子宮内の免疫システムが
拒絶反応ばかりではなく、
生着反応も誘導しているのです。


当院のピシバニール治療も、
ナチュラルキラー(NK)細胞活性と、
インターフェロンγ(IFNγ)と、
マクロファージコロニー刺激因子(M-CSF)
という免疫検査をして、
その結果により、
子宮内の免疫システムを
変化(好転)させています。

ワオ!と言っているユーザー

591.弱い炎症は味方!?

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591.弱い炎症は味方!?
炎症は 本来、
病気ではなく、
血流を増加させて
組織を直すための生体反応です。

ですから
炎症部位は赤く充血しているのです。


受精卵が子宮に接着すると、
そこには炎症物質がでています。

炎症物質が近くの血管から
新しい血管を引っ張り込んでくるのです。

この血管新生が
受精卵のライフラインになっているのですよ。


ですから、
弱い炎症は
「妊娠維持の味方」
なのです。


ただ、ブログNo.590のように、
強い炎症は
「妊娠維持の敵」
になります。

ワオ!と言っているユーザー

590.強い炎症はダメ

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590.強い炎症はダメ
カゼの季節です。

冷気により鼻水がでる
冷感アレルギーの方や、

冷気、乾燥、ストレスで咳こむ方は
特に気をつけて。

鼻の中や、気管支の中は、
粘膜の免疫系により、
子宮の中 
と、似ているのです。


強い炎症状態では、
免疫細胞が
インターフェロンーガンマ(IFNγ)等
の炎症物質を
大量に分泌しますので、

着床不全や流産を引き起こしてしまう
可能性が高くなるのです。

ワオ!と言っているユーザー

589.体外受精による妊娠の不育症

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589.体外受精による妊娠の不...
体外受精・胚移植は3回以上あり、
流産も2回以上ある不育症の方は、
年々増えています。

体外受精・胚移植の治療は
妊娠がゴールではありません。

妊娠しても、流産する方は
少なくないのです。


当院受診された患者様の
10年間の統計では、

流産2回以上経験した
不育症の方(4223人)の
約6人に1人が
体外受精・胚移植も
3回以上経験しており、

体外受精・胚移植の
不成功を3回以上
経験した方(1888人)の
約3人に1人が
流産も2回以上
経験していました。


当院は
不育症の治療と
着床障害の治療を
専門としていますので、

体外受精でやっと妊娠できたのに、
さらに
流産という苦難を経験された方が
多く受診されているのです。


繰り返す体外不成功と、
繰り返す流産を
経験されている方は、

卵の原因以外に、

子宮内環境の原因として、
同種免疫異常と
生殖ストレス
の両面を持っている割合が
非常に多いようです。


ワオ!と言っているユーザー

588.着床前検査 着床前スクリーニング

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588.着床前検査 着床前スク...
2018年12月16日、東京にて、
受精卵の形を顕微鏡でみる
従来のグレード検査ではなく、

細胞の核の染色体(遺伝子の集まり)の
数の異常を検査する

着床前胚染色体異数性検査(PGT-A)
について、

日本の予備的研究の途中結果が
公開シンポジウムとして発表されました。

少し前まで 
着床前スクリーニング(PGS)
と、呼ばれていた検査です。


結果は、
35~42歳の女性77人中、
38人が胚を移植することができ、
38人中27人が妊娠され、
27人中3人が流産したとのことでした。

移植できた人の
妊娠成功率は約70%であり、
流産率は約10%ということになります。

また、
従来のグレード検査と、
今回の着床前検査の結果は
ずれていました。

受精卵の良し悪しの判断に
グレード検査だけでは無理がある
ことになります。

さらに
遺伝子医学研究者からは
受精卵の高いモザイク率が指摘され、
そのため、
着床前検査の不完全性についても、
発表されていました。


着床前検査(PGT-A)は、
出生前検査(NIPT)と同じく、
生命の選別ではないとは言えないので、
倫理的にも十分な検討が必要であることも
発言されていました。


今後、日本産婦人科学会は、
より詳細な分析のため、
臨床研究を継続するようです。

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587.第20回 「青クリの会」 のご報告

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587.第20回 「青クリの会... 587.第20回 「青クリの会...
2018年12月9日、本日午後、
名駅のミッドランドスクエアにて、
第20回「青クリの会」を開催しました。

約40名の方が参加されました。

2011年11月27日に
第1回「青クリの会」を開催して
7年間、
1年に約3回開催してきましたが、
今回にて、「講演会」 は
いったん終了させていただきます。


7年前は、不育症がほとんど
認知されていない状況でしたが、
現在は、
多くの方に認知されていますので、

今後は、来年2月頃より、
「青クリ説明会」 として、

当院の特徴である
不育症と着床障害の

「生殖ストレス」と、
「同種免疫異常」の

原因、検査、治療を中心に、
具体的にお話しする予定です。


具体的になった時点で、
アナウンスさせていただきます。

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586.10年間の治療実績

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586.10年間の治療実績
2008年5月~2018年4月までの
10年間の治療成績がやっと集計できました。

10年間の当院治療成績は、

1769名の不育症の治療成功率が
78%であり、

1187名の5回以上体外受精・胚移植
不成功という
着床障害の治療成功率が
25%でした。


対象のカルテを
すべて見直していますので、
大変な作業でしたが、

一年間の反省を込めて、
また、
患者さんのことを思い出しながら、
行いました。


詳しくは当院のホームページの
治療実績をチェックしてみてください。



今までの治療実績
についてのブログは
下記の #(ハッシュタグ) を
クリックすると、検索できます。


#治療実績

ワオ!と言っているユーザー

585.重苦しい一日

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585.重苦しい一日
今まで何回も流産をして、
何回も赤ちゃんを失くしている
方にとって、

妊娠初期の超音波検査は
期待より、
こわくて、怖くてです。


今日、ある方の赤ちゃんが
心臓の動きを止めていました。


超音波検査の画像を見ながらの、
私の声は空々しく、

ご本人の気持ちは
閉ざされていました。


結果がすべてですが、
運命もあり、
本当に辛くて悲しい瞬間です。


専門の助産師が
ご本人に寄り添ってくれました。



治療させていただいている私も
気持ちが折れそうになってしまいます。

ワオ!と言っているユーザー

584.日々のなかの喜び

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584.日々のなかの喜び
忙しい日常のなか、
不安がどんどん増え、
生きている 意味 さえ、
わからなくなってしまう
ときがあります。

それでも、
多くの方は
がんばっています。


毎日の生活のなか、

がんばったのに、
結果が伴わなかったとしても、
がんばったなら、
その行動は立派なことです。

がんばった自分をほめてあげて。

その行為が
生きている 意味 であり、
生きている 喜び なのですから。


ワオ!と言っているユーザー

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