4/26(土)は、芙蓉会病院の
家族会の皆様の研修会を担当させていただきました。
昼食からご一緒させていただき、和やかな雰囲気でスタート。
ご家族に統合失調症などの精神疾患を抱える方がいる皆さんと
そのご家族を支えるスタッフの皆さんで選んだテーマは
「家族」でした。
・家族の定義は何か?
・家の族ってなに?
・今と昔はどう違う?
・家族と戸籍の関係は?
・家族とは血のつながりか?
・家族にリーダーは必要か?
・家族に求めるものは?
・家族の役割とは?
・家族のしがらみとは?
・家族の反対語は?
・家族から抜けたい時は?
・家族にケンカ・お金は必要か?
・家族だからしなければいけないことは?
・親から見た家族とは? 子から見た家族とは?
・家族の幸せとは?
・家族は仲良くなければいけないのか?
・家族の範囲とは?
・家族を繋ぐものは?
・家族の責任とは?
・家族と他人の違いは?
・家族の終わりとは?
などなど、
非常にたくさんの問いが上がり、
時代の移り変わりや、
親から見て、
子から見て、
兄妹から見て、
そしてご自身の出生について話してくれた方、
今のご家族の現状について話してくれた方、
スタッフとしての立場から、と
様々な角度から「家族」について考えが巡っていました。
感想でも、「いいテーマで話せたね」「次は『楽しい』でやってみたいね」
「一つのテーマで話すのもいいね」とお声をいただきました!
・深くいろんな角度から見てみると、家族とは気に掛ける存在であり、
愛する存在であり、幸せを願う存在なのかなと思いました。
・家族は自分の中を構成する大事な要素。いろんなことを考えさせられた
・自分なりにある程度答えを探していて、今のご時世、「家族は必要なの?」など、
家族というのを改めて考えられた。なんのために生まれてなんのために死んでいくのか、
結婚して子供を産んで、ということではなく、生きている存在感を承継していくのではないか。
・ここにきて、家族はやっぱり「愛」だなと。
・こういうみんなで一緒に考えることをするということは、自分一人だけのものの考え方
ではなくて、他人の考え方もいろいろ聴かせてもらえる。自分だけがいいとか、自分の
考えだけがいいとかではなく。今日は「家族」というテーマだったけど、キリがなく
たくさん上がったのにビックリした。
・これから、家族という中のコミュニケーションについて話しながら取っていきたいと思います。
・「家族」は一つしかないと思ったら、こんなにたくさんあってビックリしました。
自分でもあてはまるところから一つずつ考えてみたいと思います。
・子どもたちが強制労働をさせられるような国のことを考えて、日本に生まれてよかった
と思った。家を繋ぐという考え方で結婚したけれども、いい制度とは思うけれども、
見直しも必要かもしれない。家族と生活をしていれば、いろいろと苦しみもあるけれども、
よくも楽しみも、家族しかないと思う。
・今日の日記は長くなりそう。家族について書きたいと思う。
・「家族」についてあまり深く考えたことがなく、発表はしませんでしたが、皆さんの
積極的な発表に関心しました。
・自分の中での「家族」はこうあればいいなという家族像の理想に、自分で縛り付けられて、
苦しかったのではないかと思いました。一人一人でいいんだなとか、それでもいいんだな、
いろんな形があってもいいんだよと、自分にやさしくなろうと思いました。
・今日のワークショップを通して、家族だからこそできること、家族じゃなきゃできないこと、
家族だからこそできないこと、いろんなことをあるなと聞いて思いました。
皆さんの意見を聞いて大変勉強になりました。
ただテーマを設けるだけでは、
話があちこちに言ったり、
「人それぞれ」が言い合いのタネになってしまったり、
嫌なモヤモヤが残ったりするものですが、
なんだか満足感があるのが哲学対話の凄いところだと思います 。
今後の皆さんの生活や、ご家族との接し方で
少しでも心穏やかな毎日に繋がってくれたら、私も大変嬉しく思います
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました 。
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